小笠原諸島 父島
このあと大神山神社に上りました。階段が220段もあり、息がきれます。
大神山神社は島の守護神社です。
この上に展望台があり、町が一望できます。今日は天候が良く、海がとても綺麗です。私達が乗ってきた「ぱしふぃっくびいなす」もきれいに見えます。
展望台からの景色を楽しんだあとは、町に下り、少し散策しました。
小笠原役場には大きなアンテナが据え付けられておりました。ここでは衛星しか通信手段がないので、必須アイテムなのでしょう。
大村海岸へ出ると、もう泳いでいる人がいます。小笠原の海開きは1月1日、
そして最後は12月31日まで開いているそうです。早く言えば年中開いているということです。
小笠原の平均気温は冬でも15度程度、夏でも27、8度までで、30度を超えることは少なく、とても過ごしやすいそうです。
海岸はここもサンゴの死骸でいっぱいです。地元の人が、土よりサンゴの方が多いといっていましたが、そんな感じです。
町のメイン通りです。スーパーに入ってみました。生鮮食品などの棚はほとんど空っぽです。今朝、おがさわら丸が入ったのでこれから補充するのでしょう。
島の人はスーパーに品物が並ぶのを待って皆買い物に出かけるそうです。
このあと、テンダーボートで船に戻りました。5時出航です。
出航に先立ち、係留ロープを外さなければなりません。どうやって外すのだろうと興味をもって眺めておりました。
数人が乗った小舟が近づき、ブイの上に乗って外し始めました。船から見ると小さく見えますが、こんなに多くの人が乗れるほど大きかったようです。そして、外されたロープは船から引っ張って、引き上げられました。
出航時には島の人が舟でお見送りをしてくれました。舟には大漁旗を掲げ、ぱしふぃっくびいなすの横から、後ろから、数隻の舟が走りながら手を振り、送ってくれました。いよいよ小笠原ともお別れです。
小笠原は気候も良く、景色も美しく、とても良いところですが、東京から1000キロも離れており、しかも船でしか行けないのが難点です。一生に一度は訪れたい島だそうですが、今回訪れてそのとおりだと感じました。
(続きます)