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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

最速の動物を証明する「スピードの公式」

2017-07-27 08:30:37 | 研究
一部の動物の走る、飛ぶ、泳ぐスピードが他の個体より速い理由を説明する公式を発見したとの研究論文がNature Ecology and Evolutionに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。この「スピードの公式」によれば、最高速度は筋力だけで決まるのではないそうです。その理由は、陸生哺乳類、鳥、魚など加速を維持できるのは、筋肉組織に蓄えられた利用可能なエネルギーを取り出せる時間内に限られるからということのようです。チーターやハヤブサ、マカジキくらいの中間規模の体の大きさが、筋力とエネルギーの出力との間で最高の結果が得られる「スイートスポット」を捉えるのに最適であることを発見。体が小さすぎると、筋肉組織の量が足りなく、大きすぎると、質量が過剰に。動物の体重と動物が移動する媒体(水中、空気中、地上など)が分かれば、その動物の最高速度を90%の精度で予測できるというもの。この「スピードの公式」は古代にさかのぼって恐竜でも成り立つそうです。鳥の中で最速はハヤブサとタカで、時速140キロを優に超える速度に達し、地上最速の動物チーターは、時速100キロを楽に超えるそうです。
動物の理論上の最高速度に達する加速度kと動物の体重Mとの間に成り立つ魔法の公式は「k=cM^d-1」(cとdは定数)だそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3136125
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