『格好良い生き方』

やはり格好の悪い様は敬遠したくなります。
不様とは、見苦しい様子を云いますが、人間勝手なもので、自らを格好悪いとは思わない
ようです。

それも周囲からの刷り込み次第、自分を客観的に観察する能力も育てたいものです。
どうあるべきかには、こうありたいがあってこその思いと知りましょう。
ものへの憧れの基本、それも多くは親や周囲からの影響なのですよ。

良いものと悪いものを取り違えて覚えてはお話になりません。
その選択はその人間の基本路線と云えましょう。

と、云うことはこれも言い古された言葉ですが、「類は友を呼ぶ」と云うように
悪い影響（友）からは先ずは遠ざかるべきです。

自分が物事に動じない程成長するまでは壊れ易く、傷つき易いものであると知りましょう。
朱に交われば赤くなるのです。

しかしまた、それに怖れ戦く（おののく）ような無知な人間であってもなりません。
先ずは胸はって進むなりです。
その姿は格好の良いものです。

無知とは知識や経験が乏しい為に持つもので、知らないからこそ怖れ逃げるのです。
先ずは良き友を選び、親しむことです。

友とは、人間に限られたものではありません。
書物も人に大切な友となるでしょう。

格好の良い人間は格好の良い考えを持って生きています。
不様は避けましょう。

同じ一生です。
人から蔑まれたり、汚なまれては一生の悔い。
生きて来た甲斐がありません。

また、気を付けたいのは向上心が過ぎると次は思い上げることです。
自負心と思い上がりは紙史一重。
注意したいポイントです。
ところが多くの人はこれを誤るのです。

調子こいて仕舞うのです。

格好悪しき様です。

塾長成嶋弘毅

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