テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
プランタ社の「ダニッシュブラックバニラ」には、パウチ入りと丸缶入り、角缶入りフレイク、そして200g瓶入り、125g詰替え用パウチ入りが日本に輸入されており、その人気の高さが伺われます。私はこれまでにパウチ入りと角缶入りフレイクを吸った事がありますが、今回取り上げる丸缶入りについては未喫でした。(200g瓶入りと125g詰替え用については、将来的に買うべきかどうか迷っています。) で、この丸缶なのですが、缶の蓋にパイプが置ける凹みが設けられているのが特徴です。ベントの深いパイプだと使えませんが、ストレート系やハーフ以下のベントなら何とか使えます。ただ、私にはこの凹みを実際に使うシチュエーションが思い浮かびません。家で吸う際は別のちゃんとしたパイプレストがありますし、外出先にこの大きな丸缶を持ち出す事も殆どなさそうな気がします。この凹みを便利に使っている方って、本当にいらっしゃるんでしょうか。 煙草の内容については、今回吸ってみて新たに付け加えるべき事は特にはありません。パウチ入りを吸った際のレポートを参照して下さい。ただ、パウチ入りをレポートしたのは、私がパイプ煙草を嗜むようになって1年にも満たない時期で、まだこの煙草の人気の理由を理解し切れていなかったように思います。 今回吸って思うのは、やはりこの煙草は上手に作られているなという事です。強いバニラを果物系の酸味で中和して軽い喫味に仕上げているのですが、その匙加減が絶妙だと感じます。強い着香なので着香好きの方でないとなかなか受け入れられない味だとは思いますが、着香煙草としては流石の定番銘柄です。日本の小さなパイプ煙草市場に於いても200g瓶入りが売れる程なのも頷けます。 難点を言うとすれば、容器の形態によってグラム単価に差がある事でしょうか。最も高いのは角缶入りフレイクの1g=40円ですが、これはフレイクという特殊なカットなりのメリットがあるので納得できます。フレイクを除いて最も高いのは今回の丸缶入りで、1g=34円にもなります。これは最も安いパウチ入り1g=25円の1.3倍以上です。長期保管による喫味の劣化が少ない丸缶で、しかもパイプレストとしても使えるとは言え、このグラム単価の差は大き過ぎる気がします。 また、瓶入りは1g=30円で、詰替え用は1g=28円となって、まとめ買いのメリットが全くありません。むしろ40g入りパウチで小分けに買う方が安いという状態です。瓶入りは、煙草ポットとして瓶を恒久的に使えるので、まだマシですが、詰替え用125gが40g入りパウチよりグラム単価が高くなるのは、どう考えても不思議です。 因みに、この煙草の輸入元は、あの柘製作所です。・・・う~む、まぁ価格設定については色々と不思議な輸入元です。 と、まぁ、そんなこんなで、お安い着香煙草としては傑作の一つであろうと思います。パイプレストにもなる丸缶というのも、実用性は別として、話のネタとしてはアリでしょう。特にパイプ煙草の缶のコレクションをするなら、一個は欲しい缶です。(笑) [傑作の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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