失速の気配にマスコミも外野もざわめいてるぞ!
以下は9月8日付記事から
阪神お決まりの“9月病”発症でザワつきはじめた「外野」
「残念で仕方がないですよ。次の巨人戦で首位奪取してくれたら、と思っていたんですがねぇ」
こう嘆くのは、阪神ファンの宮本勝浩氏(関大大学院教授)。
「近年は9月になると絵に描いたように失速しますもんね。ここ一番という時に勝てないのも同じ。長丁場を戦う体力、気力が足りないんじゃないか。優勝が絶望的になった今は、何とかCSに出られるようにチームを立て直してほしい。急降下してBクラスに転落しようものなら、目も当てられませんよ」
宮本氏の嘆きもわかる。
7日の中日戦は、ドラ1新人の岩貞が7回2失点と粘りの投球を見せたが、打線は6安打完封負け。六回には4番のゴメスがストライクの判定に激高して侮辱行為をはたらき退場処分となるなど、後味悪い敗戦でこの正念場に今季初の同一カード3連敗である。
試合後の和田監督は「ゼロでは勝てん」と唇を噛んだ。これで9月は2勝4敗。昨季の9月に6勝16敗2分けと急降下した悪夢が蘇る。4位DeNAとは5・5差。5位中日は今月に入って5勝1敗と立ち直り、虎視眈々と逆転3位を狙っている。阪神は逆転優勝どころか、Bクラス転落もあり得る状態になってきた。
失速に伴い、周辺も徐々に騒がしくなってきた。阪神の記事に大きな紙面を割くデイリースポーツでは、元監督の岡田彰布氏が連日、一面でデカデカと「和田采配」に意見をしている。今後の展開によっては他のスポーツ紙でも采配批判が強まるはずだ。
阪神は先日、南球団社長が契約最終年である和田監督の続投方針を明らかにした。しかし、昨年と同様にボロボロになれば、ファンは納得しない。スポーツマスコミからは、たちまち次期監督を巡るストーブリーグの火の手が上がる。
阪神の監督、コーチに色気を持っている阪神OB、外部のOBはゴマンといるから、そんな連中はマスコミと結託するはずだ。
和田監督は9日からの今季最後の巨人戦に向けて、「何が起こるかわからないという気持ちで一戦一戦やるしかない」と歯を食いしばった。ここで意地を見せなければ、球団は来季プランの見直しを迫られる。
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