今回もまた、内容をほとんど知らないままに、

ミッドタウンに吸収されなかった、

奇跡のシャンテシネへ

 

   ダンガル きっと、つよくなる

 

 

新しい映画館、特にシネコンは、

慣れるまで違和感があって落ち着かないが

通い慣れた映画館は、何気に安心感があって落ち着く

 

さて、ここ数年ハマっているインド映画だけど、

今回はちょっと毛色が違う

 

実話ベースのスポ根もので、

その昔、インド大会で優勝経験もある父親が、

夢を託すべくひたすら望んだ男の子が生まれずに、

女の子たちにレスリングをやらせるお話

 

助成金が出ない、貧しい環境で、

だからこその厳しいトレーニングを積む様は、

特に女は家事と育児、という旧態依然のインド社会では

どれだけ過酷な挑戦であったかがよく分かる

 

インドが世界で通用しないことを憂い、

ひたすら金メダルを望む父親との葛藤、

嫌嫌やっていたレスリングなのに、

男の子に負けたことで闘魂に火がつく姉の根性、

ナショナルチームのコーチの軽薄な理論と、

父親の愛情、信頼、絆…

 

レスリングのルールも知らなかったが、

なるほどなぁ、と、すご〜くわかりやすいし、

だからこそ、劇中の娘たちと一緒に学んでいける

 

伏線も、ユーモアも、歌の表現も、演技力もっっ、

いやはや、いつもながらインド映画のスケールに驚かされる

 

ナショナルチームに入って、

初めてフツーの女の子になる姉娘が

大きな壁にぶつかる切なさ、

そして、それを乗り越える原動力は…

 

まぁ、後半の泣けることったら、

思わずハンカチを取り出してしまった

(普段なら意地でもそんなことしないんだけど)

 

実話ベースでいて、

パワハラコーチなんかが出てるから

実際には苦情もあったらしいが

映画的にはよく出来過ぎてて、逆に嘘やろ、と分かるから〜

 

どっかの国じゃ、嘘やろどころか、マジなパワハラ、

訴えられてる関係者の面々には、

是非ともこの作品を観て、

なにが悪かったのか反省しなさいっっ、

と、言ってあげたいね

 

140分、インド映画なら長くはない、

踊りはなかったけれど、

やっぱ、サイコーに楽しかった

 

でも、きっとつよくなる、の副題はいただけないね

いくら主演が同じで名作でも、きっとうまくいく、

にあやかろうってのは、全然違うから〜

 

ま、楽しかったから、いいけどね

エンドロールの歌にも、字幕付けて欲しかったな

 

 

 

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