理屈が役に立つことは、1割に過ぎないことを知っていますか? | 永松昌泰学長のブログ【ものの道理で人生を豊かにしよう】

理屈が役に立つことは、1割に過ぎないことを知っていますか?

理屈が立つと、私達は安心します。

分かった! と思いますよね。

 

でもそれが落とし穴の始まりって知っていますか?

 

実は、世の中で理屈が立つことは、だいたい1割に過ぎません。

例えば、いつもお腹が痛くなる人がいますね。

医者に通ってもなかなかうまく治らない人が多いのです。

特に子供の時は親を悩ませますね。

「保健室登校」という言葉も聞きますね。

 

そもそもどうしてお腹が痛くなるんでしょう?

現代医学では、いろいろな病名が付けられます。

例えば・・・

 

総胆管拡張症、膵胆管

合流異常症、慢性膵炎、膵嚢胞、胆石症、胆管炎

逆流性食道炎、胃食道逆流、

消化性潰瘍、ピロリ菌感染症、

上腸間膜動脈症候群

便秘症、食物アレルギー、

乳糖不耐症、IgA血管炎

炎症性腸疾患、腫瘍性病変

腸回転異常症

卵巣腫瘍、処女膜閉鎖症、骨盤内炎症性疾患

間欠的水腎症、機能性ディスペプシア

過敏性腸症候群、腹部片頭痛・・・・・・・・

まだまだあります。

 

でも原因が物質的にはっきり分かっていて理屈が立つ腹痛、

言い替えると、理屈通りに有用な治療法が確立されている腹痛は、

全体のどれくらいだと思いますか?

 

わずか1割程度です・・・

ご存じでしたか?

 

たったそれしかないのです!

そんな状況で、理屈が立つことだけしか見なかったら、

どうなっちゃうのでしょうか?


ここに大きな落とし穴があるのです。