最近、ジャズ・ファンクを聴くやうになつた。キャンディー・ダルファーも、昔から名前は知つてゐたが、興味を惹かれなかつた音楽家の一人。
 このアルバムは1993年の発表。私がこの音楽を理解できるやうになるまで二十年かかつたのか、それとも流行を拒絶する天邪鬼な性格のゆゑか、このアルバムを手に取るのに随分長い時間が必要であつたわけだ。このアルバムが売り出された頃は、仕事が忙しくて毎日が残業に告ぐ残業。趣味に時間を費やしてゐるやうな余裕はなかつたから、もともと流行に無頓着な私は、まだジャズ・ファンクなんぞといふ音楽ジャンルに関心がなかつたのも無理もないことだつたのかもしれない。

 さて、このアルバムは先日紹介したメイシオ・パーカーと音楽的方向性は同じだ。同時に両者のアルバムを大量に買ひ込んだので、流して聴いてゐるとどちらの作品だつたか判らなくなるくらゐだ。

 ジャズといふよりはファンク・ミュージックに近いかな。ファンキーです。

 インコグニートやジェイムス・テイラー・カルテット、ジャミロクワイあたりが好きな方なら、きつと気に入ることでせう。











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