節分なので、友人かつ赤鬼の飯塚が遊びに来ました。
去年も来た。
一昨年も来た。
一昨々年も来た。
一昨々々年……4年前も来た。
一昨々々々年……5年前も来た。
一昨々々々々年……6年前も来た。
ここ数年は毎年欠かさず来てますね。家に。
ウチに好きな置物でもあるんでしょうか。
それを見に来てる、みたいな。
知らんけど。
飯塚: ちょっと聞いてよ。
そーすけ: 急にどうした?
飯塚: 最近、マジで鬼界で問題になってることがあってさ。
そーすけ: ……鬼界。
飯塚: 何かっつーとね。
そーすけ: はい。
飯塚: 『金棒がマジ邪魔』問題。
そーすけ: 金棒が、邪魔?
飯塚: そうそう。
あの常時装備してる金棒がさ、
実にすんごい邪魔になってきてて、社会問題になってる。
そーすけ: そーなの?
飯塚: 片手が完全にふさがるし、重いし、若い鬼たちを中心に、
「金棒を捨てよう!」の動きが活発になってきてる。
そーすけ: そんなの、昔からじゃなくて?
飯塚: いや、最近はさ、
スマホが手放せなくなってきてるでしょ?
そーすけ: あるんだ。スマホ。
飯塚: あるよ。スマホ。鬼界にもスマホはある。
ちょう便利。
最初すごい興奮したし。
「すごいこれ!何でもできる!何でもできる!」って言った。
で、片手でスマホいじりながら、逆の手で金棒持ってると、
それだけで両手ふさがるのね。
これが不便。
そーすけ: まぁ、確かに。
飯塚: コンビニとか行けないしね。
そーすけ: 何で?
飯塚: 財布持てないから。
財布持つと、スマホ持てないから。
そーすけ: あー。
飯塚: ちょっとそこまで買い物に行こうとすると、
すごい金棒が邪魔だからね。
鬼のパンツ、ポケットないし。
金棒のせいで、財布か、スマホか選ばされる。
そーすけ: その時だけ金棒置いていけば?
飯塚: それができりゃ、若者も大人しくしてるよ。
やっぱ、金棒持ってないと、
「鬼のプライド捨てたの?」みたいなこと言われるからね。
そーすけ: そーなんだ。
飯塚: どこに行くにも、金棒は必須。
たださ、
お店の中には持っていけないから、外に立てておくんだけど、
それが結構な頻度で自分の分からなくなるからね。
買い物済ませて、金棒立て見たら、
「俺の金棒、こんな汚かったっけ?」みたいな。
モラルないよなー。
絶対、自分の分かんなくなったヤツが、
ちょっとキレイ目の金棒取ってってるんだよ。
最悪だよ。
鬼のモラルどうしたよ。
そーすけ: そんなんなんだ。鬼界。
飯塚: そんなんだよ。そんなん。
そんな状況なんで、
もう、金棒要らないでしょ?って運動が活発になってる。
実際、使わないしね。
振り回すことなんてないから。
節分で人間界に来ても、
この金棒で人間をすり潰すことなんてしないから。
そういう危ないことしないから。
使い道なんて、暇な時ゴルフクラブに見立てて素振りするくらいだよ。
そーすけ: 完全に傘。
飯塚: 収納にも困るしね。
デカくて、重くて、使わないものって、
主婦層に無茶苦茶評判悪いから。
「もっとライトな金棒にしないの?」
って小言を言われるから。
そーすけ: すればいいじゃん。
飯塚: はい、分かってないー。
はい、分かってない人間の発言ー。
そーすけ: ムカつく言い方だなぁ。
飯塚: 金棒は、重くてなんぼでしょうが。
細くて短い金棒持ってる鬼って何なの?
バカなの?
それで新しいスポーツでも始めるの?
金棒が鬼のプライドなのだとしたら、
頑強で大きく、重い金棒を持つべきでしょ。
できるだけ、トゲトゲ多い金棒持つべきでしょ。
金棒屋でも、そう勧められるしね。
「やはりこれ以上細いと、集まった時に変に目立ちますからねぇ。」
みたいに。
そーすけ: 喪服みたいな感じなんだ。
「この程度の黒さがないと、集まった時に変に目立ちますからねぇ。」
みたいな。
飯塚: 後は、昨年も言ったけど、
季節的にツラい。
この時期、鉄の棒はキツい。
キンッキンに冷えて、
握ってる手の皮膚が滅茶苦茶貼りつくから。
離そうとすると、皮膚まで持ってかれそうになるから。
そーすけ: あぁね。
飯塚: と、いうわけで、
今、若い衆を中心に、閻魔様に直談判中。
「もう、金棒は捨てましょう!」
って。
「金棒の時代は終わりました!」
って。
そーすけ: 閻魔様も大変やな。
飯塚: これ、早ければもう今年から鬼は金棒を捨てるね。
そーすけ: そうなの?
飯塚: 遅くとも来年には、鬼の手に金棒はないよ。
そーすけ: 代わりに、スマホ持ってんの?
飯塚: そう。節分には、スマホ持って、人間界に来るから。
そーすけ: イメージ大丈夫?
飯塚: スマホカバーが赤いから、大丈夫。
そーすけ: それでいいんだ。
飯塚: 歩きスマホで行くから。
そーすけ: それはやめなよ。
で、そんなに夢中になって、何やってんの?
スマホで。
飯塚: ねこあつめ。
そーすけ: ねこあつめ。
飯塚: マジはまる。
ねこあつめマジはまる問題。
そーすけ: そっか。
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↓地獄は、癒やしを求めているらしい。
去年も来た。
一昨年も来た。
一昨々年も来た。
一昨々々年……4年前も来た。
一昨々々々年……5年前も来た。
一昨々々々々年……6年前も来た。
ここ数年は毎年欠かさず来てますね。家に。
ウチに好きな置物でもあるんでしょうか。
それを見に来てる、みたいな。
知らんけど。
飯塚: ちょっと聞いてよ。
そーすけ: 急にどうした?
飯塚: 最近、マジで鬼界で問題になってることがあってさ。
そーすけ: ……鬼界。
飯塚: 何かっつーとね。
そーすけ: はい。
飯塚: 『金棒がマジ邪魔』問題。
そーすけ: 金棒が、邪魔?
飯塚: そうそう。
あの常時装備してる金棒がさ、
実にすんごい邪魔になってきてて、社会問題になってる。
そーすけ: そーなの?
飯塚: 片手が完全にふさがるし、重いし、若い鬼たちを中心に、
「金棒を捨てよう!」の動きが活発になってきてる。
そーすけ: そんなの、昔からじゃなくて?
飯塚: いや、最近はさ、
スマホが手放せなくなってきてるでしょ?
そーすけ: あるんだ。スマホ。
飯塚: あるよ。スマホ。鬼界にもスマホはある。
ちょう便利。
最初すごい興奮したし。
「すごいこれ!何でもできる!何でもできる!」って言った。
で、片手でスマホいじりながら、逆の手で金棒持ってると、
それだけで両手ふさがるのね。
これが不便。
そーすけ: まぁ、確かに。
飯塚: コンビニとか行けないしね。
そーすけ: 何で?
飯塚: 財布持てないから。
財布持つと、スマホ持てないから。
そーすけ: あー。
飯塚: ちょっとそこまで買い物に行こうとすると、
すごい金棒が邪魔だからね。
鬼のパンツ、ポケットないし。
金棒のせいで、財布か、スマホか選ばされる。
そーすけ: その時だけ金棒置いていけば?
飯塚: それができりゃ、若者も大人しくしてるよ。
やっぱ、金棒持ってないと、
「鬼のプライド捨てたの?」みたいなこと言われるからね。
そーすけ: そーなんだ。
飯塚: どこに行くにも、金棒は必須。
たださ、
お店の中には持っていけないから、外に立てておくんだけど、
それが結構な頻度で自分の分からなくなるからね。
買い物済ませて、金棒立て見たら、
「俺の金棒、こんな汚かったっけ?」みたいな。
モラルないよなー。
絶対、自分の分かんなくなったヤツが、
ちょっとキレイ目の金棒取ってってるんだよ。
最悪だよ。
鬼のモラルどうしたよ。
そーすけ: そんなんなんだ。鬼界。
飯塚: そんなんだよ。そんなん。
そんな状況なんで、
もう、金棒要らないでしょ?って運動が活発になってる。
実際、使わないしね。
振り回すことなんてないから。
節分で人間界に来ても、
この金棒で人間をすり潰すことなんてしないから。
そういう危ないことしないから。
使い道なんて、暇な時ゴルフクラブに見立てて素振りするくらいだよ。
そーすけ: 完全に傘。
飯塚: 収納にも困るしね。
デカくて、重くて、使わないものって、
主婦層に無茶苦茶評判悪いから。
「もっとライトな金棒にしないの?」
って小言を言われるから。
そーすけ: すればいいじゃん。
飯塚: はい、分かってないー。
はい、分かってない人間の発言ー。
そーすけ: ムカつく言い方だなぁ。
飯塚: 金棒は、重くてなんぼでしょうが。
細くて短い金棒持ってる鬼って何なの?
バカなの?
それで新しいスポーツでも始めるの?
金棒が鬼のプライドなのだとしたら、
頑強で大きく、重い金棒を持つべきでしょ。
できるだけ、トゲトゲ多い金棒持つべきでしょ。
金棒屋でも、そう勧められるしね。
「やはりこれ以上細いと、集まった時に変に目立ちますからねぇ。」
みたいに。
そーすけ: 喪服みたいな感じなんだ。
「この程度の黒さがないと、集まった時に変に目立ちますからねぇ。」
みたいな。
飯塚: 後は、昨年も言ったけど、
季節的にツラい。
この時期、鉄の棒はキツい。
キンッキンに冷えて、
握ってる手の皮膚が滅茶苦茶貼りつくから。
離そうとすると、皮膚まで持ってかれそうになるから。
そーすけ: あぁね。
飯塚: と、いうわけで、
今、若い衆を中心に、閻魔様に直談判中。
「もう、金棒は捨てましょう!」
って。
「金棒の時代は終わりました!」
って。
そーすけ: 閻魔様も大変やな。
飯塚: これ、早ければもう今年から鬼は金棒を捨てるね。
そーすけ: そうなの?
飯塚: 遅くとも来年には、鬼の手に金棒はないよ。
そーすけ: 代わりに、スマホ持ってんの?
飯塚: そう。節分には、スマホ持って、人間界に来るから。
そーすけ: イメージ大丈夫?
飯塚: スマホカバーが赤いから、大丈夫。
そーすけ: それでいいんだ。
飯塚: 歩きスマホで行くから。
そーすけ: それはやめなよ。
で、そんなに夢中になって、何やってんの?
スマホで。
飯塚: ねこあつめ。
そーすけ: ねこあつめ。
飯塚: マジはまる。
ねこあつめマジはまる問題。
そーすけ: そっか。
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