ランチでお店に並んでる時の話なんですけど、

すぐ後ろにいたおじさん二人の会話が聞こえてきてさ、






「SMAPのキムタク知ってる?」

って言ってた。

これ以外はほとんど聞こえて来なかったんですけど、



「SMAPのキムタク知ってる?」
だけはしっかり聞こえた。











知ってるだろ。

知らない人ほとんどいないだろ。


知らない前提で、
「知ってる?」って確認するなよ。

知ってるよ。
日本人なら大体知ってるよ。


こんなバカな質問ないだろ。

外国人相手に喋ってるわけじゃないんだぞ。










でもさ、
この問いの上手く返すの難しいじゃないですか。


「知ってる。」
でもいいと思うんですけど、

本当に知ってる事をアピールするために、
普通、もうひと味加えるじゃないですか。




「黒木華知ってる?」
「重版出来の人でしょ?」

みたいな。



これをキムタクでやろうとすると結構難しい。



「SMAPのキムタク知ってる?」

「SMAPのでしょ?」
だと、全然情報がプラスされてないし、


世界に一つだけの花の、とか、
ロンバケの、とかは物足りない気がする。

代表作が多すぎるし、
一言でキムタク知ってるアピールを出来る言葉って少ない。





「SMAPのキムタク知ってる?」

私なら、なんて返せばいいんだろう。








というか、
私は、キムタクの何を知っているんだろう。



「いやいや、当たり前に知ってるでしょ。」
と思ったものの、

私はどれだけキムタクを知ってると言えるんだろうか。

キムタクの苦悩、困難。
どれだけ知っていると言えるんだろうか。

普段、何を感じ、何を考えて生きているんだろうか。



ダンディハウスの広告看板で眉間に皺を寄せるキムタク。

その姿からは、
何もキムタクのことを知ることは出来ないのではないのだろうか。








「SMAPのキムタク知ってる?」


本当の意味では、私はキムタクのこと、何も知らない。







そんなことをモヤモヤと考えていたところ、

後ろのおじさんは、その問いに答えた。




















「知ってる。」

それだけ。







そして、
「キムタク知ってる?」と聞いたおじさんは、

「この前仕事で見た。」

そう、続けてた。





「SMAPのキムタク知ってる?」
って質問、一切必要ない会話だと思った。



知ってる。

みんな知ってる。

キムタク。




でも、本当のキムタクは、
静香しか知らない。

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