最近自分が良い鞄を買ったので、
他人が持ってる鞄が気になり始めました。
みんなどんなビジネスバッグ使ってんだろ、って。
でさ、まぁ、いろんな人がいるんですけど、
IT業界って、ファッションにうとい人が多いからなんでしょうけど、
『学生時代に就職活動用に買った鞄をずっと使ってる』
って人が結構いる。
すごい。
ずっと同じバッグ使ってる、っていう。
10年。
下手すると、15年同じバッグ、っていう。
しかも、
大体5000円とか、
スーツ買った時にタダで貰ったヤツとかを使ってる。
0円とか、5000円とかの鞄を、10年。
毎日使うものなのに。
丈夫に出来るもんなんですね。
鞄って。
大体、1年~2年で買い替えてた。
それくらいで、もう鞄は捨ててた。
そこから、その10倍使い続けられるんだ。
「鞄は、壊れるまで使う。」
って感覚なんでしょうけど、
鞄ってそう簡単に壊れないんでしょうね。
ちょっと穴が開いたくらいじゃ、使えるんでしょう。
ジッパーがたまに引っかかるようになったくらいでも、まだいける。
見た目さえ気にしなければ、
鞄ってずっと同じものを使えるみたい。
ただね、正直、買い替えた方が良いと思う。
見た目は、限界を超えてるからね。
何なら、1回燃やしたみたいになってるから。
「1回燃やしたのかな?」って見た目になってるから。
何かいろいろ剥げてるし、
繊維の毛羽立ちがナウシカのラストシーンを彷彿をさせる。
名曲が聞こえてくる。
これは、もう買い替えた方がいい。
その鞄は、壊れてる。
他人から見て、その鞄は壊れてる。
というか、1回燃えてる。
「壊れてないよ!まだ使えるよ!」
この際、事実はどっちだっていい。
ニーチェは言った。
『事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。』
他人から見て、その鞄は1回燃えた形跡がある。
1回、燃えたと判断されてる。
燃えたんだ!その鞄は!!
「いや、ここまで使ってると、愛着わいてるし。
物を大切に使ってるわけだしさ。」
それは嘘だ。
自分に言い聞かせてるだけだ。
結果から原因を辿っただけだ。
本当は、ただ買い換えるのが面倒臭いだけなんだ。
その言い訳として、
愛着という言葉を持ち出してるだけなんだ。
「これだけ使ってるんだから、
愛着わいてるはず。」
そういう論法なんだ。
だって、新しい鞄をタダで貰えたら、それ、使うでしょう?
そもそも、
鞄に興味がなさすぎる結果なんだ。これは。
鞄に興味がないから、ずっと同じものを使い続けられるんだ。
興味がないのに、
「愛着わいてて、買い換えられない。」
っておかしいだろ!
いやはや。
いささか興奮してしまいました。
他人の持ち物に口うるさくなってしまうなんて。
まぁでも、
鞄に機能性だけを求めるのは、もうやめましょうよ。
「持ち物を運べればいい。」
それだけじゃないはずだ。
鞄に求めるべきものは、それだけじゃないはずだ。
例えば、ヤンキーっぽい派手な裏地、とか、
そういうの求めたらいいんじゃないかな。
私はそうした。
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