ちょっと前に猫カフェ行ったんですけどね、
瞳が赤い子がいたんです。
赤い。
で、「目が赤いね。」なんて話していたところ、
店員さんに聞こえたのか、
「この子の目は、青なんですよ。」
って言い出した。
何を言っているのか。
目が赤い猫を指し、
「この子の目は、青なんですよ。」
って言い出した。
赤じゃん。
何言ってんの?
赤じゃん。
この店員さん、
白を黒にしようとしてる?
権力者なのかな?
見るからに赤なのに、
それを青ということにする、ってそんな簡単じゃないと思うんだけど。
後、何でそんなことしようとしてるの?
客相手にそんなことして、何になるの?
メリットが見えなくて怖い。
すると、
「赤く見えるのは、毛細血管が透けているからで、
本来は青い瞳なんです。」
と補足してくれた。
なるほど。
なるほど。
なるほど?
ん??
だとしても、
それは赤い目じゃないの?
理由はどうあれ、見た目が赤いんだから、
赤い目じゃないの?
見た目は赤いけど、理由があればそれは青になる可能性があるの?
それとも、
毛細血管が透けないタイミングがあるのかな。
暗いとことか。
そういうとこで見ると、青い目に見えるのかなぁ。
それなら、まぁ、青い瞳、ってことに納得出来る。
どうなんだろう。
目が青い時があるなら、
それがいつなのか知りたい。
ただ、ここまで話しといて、その猫の写真がない。
撮るには撮ったんだけど、
ブレッブレで瞳が写らなかった。
何度撮っても、顔を高速で動かしてた。
仕方がないから、
後日に、一緒に行ったメンバー全員に、
あの時のネコカフェで撮った写真を全部くれ、ってメールした。
すごい猫好きみたいで恥ずかしかったけど、全員に送った。
でも、どこにも写ってなかった。
いない。
公式HPを見に行っても、赤い目の子は写っていない。
急にホラーの様相を呈してきた。
あの子は、本当に存在していたのか。
もっというと、あの店員さんも架空かもしれない。
赤い目を青だと言い張る奇妙な店員さんも、架空かもしれない。
証拠がない。
存在の証拠が。
他の猫たちの写真はいっぱいある。
なのに、あの目の赤い子の写真だけがない。
あの子の写真だけが。
これは、確かめに行きたい。
もう一度、目が赤い子がいたのか、確かめに行きたい。
それはそれとして、
普通に猫が可愛かったのでまた行きたい。
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