スタバの注文が難しい、みたいな話が昔はありましたけど、
別にさ、変な注文しなければ普通ですよね。
「ホットのソイラテ。Tallサイズで。」
私は基本これなので、別に難しいと感じたことがない。
他のメニューは見ない。
迷うから。
たださ、サイズは、たまに変えたくなるよね。
Shortがいい時もあれば、
Tallより飲みたい時もある。
そういう時は、
「ホットのソイラテ。Grandeで。」
って言えばいい。
そう、思っていたのですが。
それがさ、意外と難しかった。
Shortは問題ないんですけど、
Grandeってちょっと難しくない？
普段見かけない単語だから、躊躇してしまう。
「(Grandeって、グランデだよな。)」
って再確認して、不安になる。
そして、スタバの店員さんは、大体可愛い。
可愛いから、恥をかきたくない。
レジを前にすると、店員の女の子が可愛すぎて、
Tallしか言えない。
Grandeがグランデだと知っているのに、
グランデって言えない。
違ったらどうしよう、と考えてしまう。
それに、グランデは、
声に出したことがない。
そんな注文したことない。
そこに不安がつのる。
私の思うグランデと、
本当のグランデは違うかもしれない。
サッカーのブラジル代表に、
『カカ』という選手がいる。
私も知ってるくらいなので、超有名な選手だ。
ただこの選手の名前、
発音する時は、『カカー』って言う人が多い気がします。
サッカーに詳しい人ほど、
『カカー』って言う。
文字にすると、『カカ』なのに。
グランデも同じかもしれない。
私の思う発音が、違うかもしれない。
「グランデで。」
って言うと、
可愛い子が笑顔で、
「グランドゥですね。」
って言い直すかもしれない。
嗚呼、考えただけでも恐ろしい。
Tallしか言えない。
私は、グランデって発音したことがないから。
「上からの2番めのサイズで。」
って注文すればいいのかな。
いや、それはGrandeが読めないこと丸出しじゃないか。
厳密には違う。
私はGrandeは読める。
正式な発音が分からないだけだ。
そういう精神状態で、Grandeを頼む勇気はない。
迷いは、ミスを生む。
「グランマで。」って噛むかもしれない。
そんで可愛い子に、
「(あれ？おばあちゃんかな？)」
って思われる。
死にたくなる。
で、ちょうど在庫があって、
グランマカードを渡される。
カウンターで待っているとおばあちゃんが渡される。
そして私はおばあちゃんとスタバでひと時の時間を楽しむことになるんだ。
何だそれ。
店員さんが可愛いのが問題なんだよな。
全員ロボとかだったら、平気なのに。
あ、その場合、私の後ろに可愛い子並ぶの禁止な！
で、ロボ店員に私は、
「ホットのソイラテ。Grandeで。」
って注文する。
そんで、
「よく聞キ取レませんデシタ。
大きな声デお願いシマス。」
って言われる。
ロ ボ め ～！！
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