本丸ダメなら落城近し

2014/09/13 2016/04/03

先日、お昼時に急いでいたので目的地近くの飲食店に入りました。以前に一回行ったことはあるな～という記憶はあるのですが、その後行っていないということは以前行った時にあまり気にいらなかったのかもしれません。
店内に入るとお昼時なのに随分空いているな～と思いました。で、頼んだメニューを食してみると、「素人に毛の生えたような味」という言葉が何故か脳裏に浮かびました。つまり、大したことがない、もっとはっきり言うと、不味いとまでは言いませんけど美味しくない。物足りなくて残念、こりゃあ次はないぞって感じです。

このブログで僕がいつも書いているのは、良い商品があっても、それを誰も知らなければ売上は上がらないということ。これは商品力が素晴らしい会社が多いけど、それをどうお客さんに知らしめるかに無頓着なために失敗しているってことで、あくまで商品力を常に一生懸命磨いて一定水準をクリアしているモデルを前提としているのです。
もし、そこを怠り商品力に問題のある会社が永続することはありえない。まずいラーメン屋さんは、まずいってだけでお客さんは行かなくなり早晩立ち行かなくなる。これはどんな商売でも同じ、役に立たない経営コンサルタントに金を払う社長さんはいない、痛いばかりでさっぱり効かないマッサージ屋さんは利用されない・・・。
商品力はマーケティングの本丸です。多くの会社はその商品力をいかに上げるかに日々全精力を傾けている、だから販促をやる余裕までないんだよ～と言う気持ちも分かる（それじゃダメなんだけどね）。ただ、その本丸の商品力が弱かったら？商品力を磨いていなかったら？いかにお客さんに喜んでもらえる商品を提供するかに心を砕いていなかったら？そんな魅力のない店行きません。そんな魅力のない会社とお付き合いしません。

有名なフィリップ・コトラーのマーケティング論の中で４Ｐ理論があります。マーケティングの４要素は順番に製品（Product）、価格（Price）、流通（Place）、プロモーション（Promotion）です。何といっても製品（Product）がまず最初に来るのです。
僕は普段書かないからといって誤解しないでくださいね。本丸の商品力をいかに高めるか、これは事業を営む者として永遠のテーマなのです。この商品力を高める行動を怠る者は、お客さんの支持を失い、早晩仕事を失うでしょう。
本丸ダメなら落城近し、といったところでしょうか。

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