瓦礫の島の「穴埋立地」

手塚治虫先生の本を購入した。
実に、「七色いんこ」は少年チャンピオン連載時に
チラチラと流し読みしたのみで何十年振りだろう。
なぜ、このような本を読んでいるのかと言えば
七色いんこにゲストとして火の鳥2772のオルガという
美少女アンドロイドが登場する、
その話を読みたかったから。
なにせ、その美少女アンドロイドのオルガは
当時の手塚アニメの中では人気キャラだったと記憶している。
「ブラックジャック創作秘話」は、題名のとうり
当時の手塚プロ倒産の危機を救った名作ブラックジャックの
連載までの話かと思いきや・・・。
なにやら、現場のスタッフによる証言話を纏めた
漫画偉人物語りてきな本です。
普通に読んで良い感じの内容ですので、
手塚治虫と言う人に興味があるのなら良い本だと思います。
ですが、けっして表題の創作秘話なる作者自身の回記録ではありません。
久しぶりに、手塚作品を読んだのですが
独特のコマ割りに魅力を感じました。
実に他の漫画家には無い省略したコマ割りです。
ある意味、解りずらいと言うか、せわしない。
現役で漫画コミックを読んでいる私としては
慣れるまで時間がかかりました。
しかしながら、その物語りの構築と言うか切れは素晴らしく
キャラクターの曲線も魅力的ですね。



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