昨日のブログで、
飲食店経営におけるマネジャー職の課題に端を発した
「リーダーシップ論」のことを記しました。
今日は、
「部下に甘い上司」についてちょっと触れてみたいと思います。
上司が部下に甘くなる要因は幾つかあります。
そのうちの一つが「自分に甘い」こと。
では、何故「自分に甘く」なるのか?
・・・これは「本能」と言っても良いのかもしれません。
本当に、自分に厳しく出来るのは、
神か聖人君子のような人(人じゃないか・・・?)だけではないでしょうか?
アメリカの心理学者・マズローが
人間の欲求を5段階の階層で理論化した、
「マズローの欲求5段階説」。
その第四段階にあるのが「尊敬・評価の欲求」。
(これは自分の内的な、心を満たしたいと言う欲求)
人に嫌われたくない、愛されたい。
人とうまくやっていきたい、嫌われたくない・・・等、
人間には
周囲から『認められたい、尊敬されたい』という欲求が元々存在します。
・・・だからといって
自分に甘い事が肯定されるわけではありません。
上司として組織の目的が達成出来ていたり、
部下を甘やかさず育成できているのならば話は別ですが・・・。
部下に注意しなければならないことは、ビシッと注意する。
部下に叱るべき事は、叱る。
部下への指導、統率、判断、管理・・・など上司の役割を果たす。
本当の優しさは「愛情」。
そして愛情=厳しさ・・・なのだと思います。
ですから、
厳しさの無い上司のやさしさは、
ただ単に「甘い」だけのように思います。
これ、
仕事以外の組織にも結構当てはまりますね。
スポーツチーム。
部活動、サークル活動。
プロジェクトチーム。
そして、子育て。
(・・・こう言ってますが、この子育てが、ワタクシ難しいですf^_^;)
自分に厳しく。
そして、部下にも愛で厳しく。
嫌われることを恐れずに任務を果たして厳しく。