呼び出しベルの功罪。 | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

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北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

世の中に、
いわゆる「呼び出しベル」というものが出現して以来、
接客サービスの生産性は飛躍的に高まりました。

お客様もいちいち店員を探して
「お願いします!」なんて大声を出さなくて済むようになった。


しかし反面、ホールスタッフからすると
お客様に呼ばれてから伺う
ということが当たり前に定着してしまい、

ホールスタッフは
お客様を注意して見る意識が希薄になり、


本来の「接客サービス」の基本である
「気配り」や「目配り」からは
程遠くなってしまったのが現実です。


更に、
基本的にはお客様の注文が決まったから、
用事があるから呼ばれるという仕組みなので、


例えば
お客様へのファーストオーダーテイクという、
いわばお店の第一印象を決める大事な場面での
緊張感や気遣いが希薄になり、

また、
最初の接客(=コミュニケーション)が
パターン化されたものになってしまいました。


便利さと引き替えに配慮が少なくなり、
コミュニケーションが機械的・事務的に
なってしまったのですね。


あ、何も呼び出しベルを否定してるわけでは有りません。
お客様にとってもお店にとっても
便利なグッズです。


問題は、ホールスタッフの注意力と、
コミュニケーション能力の低下。


気持ちよいサービスとは
お客様に呼ばれてから行くものではなく、
呼ばれる前にタイミングよく伺うもの。


だから、
「お決まりになりましたらこちらのベルでお呼びください」
ではなく、

「お決まりの頃に参ります」
を目指したいですね。


今でも呼び出しベルを置かないお店は
多く存在します。


自分も現役時代お世話になりましたが、
設置を
一部客席に限定した店舗があります。


それは、ホールスタッフの注意力低下を防ぐため。
…経費の都合もありますが(笑)


便利な道具は使えば良いですが、
本質を失いたくないですね。


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フードビジネスアドバイザー 山崎英樹

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