リンゲルマン効果 | 石川県の飲食/観光/食品コンサルタント 山崎英樹の独り言

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北陸・石川県を拠点に、飲食店、フードビジネス、観光宿泊業などの各種アドバイスを行うコンサルタント山崎の独り言。ビジネスからプライベート、趣味遊びから世の中へのメッセージまで、真面目で適当、知的で軽薄な遊び心満載のブログ。いしかわ観光特使も務めてます。

10月後半に入った昨日の月曜日は、

福井県のとある店舗での支援案件でした。



実は繁盛店なのですが、

今後の展開を考えて

人材育成やビジョン実現のための各種社内システム構築がメインです。



お店でのオペレーションを拝見して、

実に効率的で無駄がなく、

少ないスタッフ数で皆さんの仕事ぶりがキレキレなのに感心していました。


そこで思い出したある言葉。

「リンゲルマン効果」と言う言葉をご存知でしょうか。


「リンゲルマン効果」は、

またの名を「社会的手抜き」と呼びます。


社会的手抜き(しゃかいてきてぬき)は、

集団で共同作業を行う時に

一人当たりの課題遂行量が人数の増加に伴って低下する現象。

リンゲルマン効果フリーライダー(ただ乗り)現象社会的怠惰とも呼ばれる。

(以上、ウィキペディアより


集団になればなるほど

「誰か他の人がなんとかしてくれるだろう」

という手抜き心理が無意識のうちに働いてしまう。

つまり、集団になると

一人当たりの業務能力が低下するということです。



だから、飲食店(小売店)でも、

余裕が有る勤務シフトは

一人当たりの作業効率を低下させる恐れがありますし、

注意力を散漫にさせる恐れがあるってことです。


実際、これを感じるお店が現実的に有ります。


ギリギリの(適正な)スタッフ数だと、

それぞれのスタッフは毎日毎日の仕事の研鑽と積み重ねで

オペレーション能力を磨き続け、

効率的でなければならなくなり、

生産性が高まる効果も見込めます。


一人一人の神経の行き届き方も広く細かい。

動きが機敏でメリハリがある。

結果、スキルアップする。



しかし、度がすぎるとお客様に迷惑をおかけしますので

これはかえって非効率に。


商品提供が遅くなったり、

回転率が悪くなったり、

笑顔や挨拶がおろそかになったり、

お客様とのコミュニケーションが減ったり…。

ひいてはサービスの悪い店と烙印を押されかねません。




リンゲルマン効果。

マネージャーの皆さん方は

ちょっと意識してワークスケジュールを作ってみては。



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