もう1冊。
ヨーロッパの人々が山に登るようになったのは
200~300年前からだそうです。
「アルプスのマッターホルンが征服されたのは、1865年。」
1865年といえば、日本は幕末動乱期。
これに対して
「日本では、かなり昔から登山が行われていた。北アルプスの剣岳の山頂からは、奈良時代の錫杖が見つかっている。」
修験道の開祖といわれる役行者も、奈良時代の人らしいですからね。
で、なぜこんなに開きがあるかというと
「ヨーロッパのキリスト教文化では、山に入ると、死者の霊も生身の人間も悪くなると考えられていた。」
だから、山には入らない。
「日本の宗教文化では、山に入ると、死者の霊も生身の人間も浄化されて、より高い霊性を得られると考えられていた。」
だから、「日本人は古代から、聖なるものと出会うために山に登った。」
この本を読んでから頭の中では
「フィールドワーク」という言葉が連呼しています。
先週末からウォーキング&ジョギング始めました。
ちょうど1年前にも走っていたのに、同じ距離が走れない。
減量して筋力付けて、山へ行く!