道具と釣果は比例しない?でも、釣るための工夫は欠かせない | 道具一流、腕二流、釣果三流・・・さまよう投げ釣り人

道具と釣果は比例しない?でも、釣るための工夫は欠かせない

台湾のメーカーかな?見たことがないリールシート。

遠投、という漢字が読み取れるし、ガイドも投げ竿仕様だ。

こっちの人は誰も道具を気にしてない。糸さえちゃんとスプールに合わせて巻かない。針にエサ付けてりゃ釣れるでしょ、ぐらいの雑さです。フライフィッシングマニアは別だと思うけど。

道具好き、小物好きということもあって、僕自身はこっちの人が見たことがない日本の道具を持ち込んで釣りしてるからいつも注目を浴びてしまう。

それはそうとこの人、こんな竿とリールでヒラマサ狙って80センチ越えとかが来たら対応できるのか不安になる…。余計なお世話か汗


「でも、道具がひどくても海外は日本より釣れるんでしょ?」も一種の幻想、誤解です。
日本ほど魚種が多くて豊かな海はないと思ってます。経験的に。


海外だって釣れないことも多い。船でポイント熟知してたら別ですが、投げ釣りは甘くはないです。

特に浅場だらけのこの街での陸からの釣りは難しい。
そもそもこっちの人には遠投に対する意識もないし、こういう桟橋も、海に囲まれた150万都市なのに何本かしかない。埋立地も漁港もない。海外だから釣れるというのも幻想です。


そんな条件下でも、道具の改良に対する思い入れが強い日本人の工夫の精神が強みを発揮することがある。たとえば20年前まで誰もやらなかったエギング。桟橋からのイカ釣りの開発です。

我々日本人がエギや道具を持ち込んで現地流にアレンジした釣法が広がり、今ではポピュラーになって釣具屋に『イカ釣りコーナー』や『EGIコーナー』ができるまでに至った。


さて、上の赤い竿の釣り人がいたこの桟橋は、夏場の今、活き餌の泳がせでヒラマサでが狙えます。

先端でも水深数メートルしかなく、大潮だと潮位が4メートル近く上下するので満潮時限定ポイント。

こんな場所にもまだヒラマサが回遊してくるのはさすがニュージーランドですけどね。

でも、釣り人としての実感や魚屋に並ぶ魚種を見ても、決して資源量が日本より多いというわけではない。

法の規制で、事実上、近海漁業が存在しないので海岸近くでの網入れがない。都市部の港湾施設以外、郊外へ出ると埋立地が存在せず、漁港もない。

さらに、至る所に手付かずの干潟が広がっているように、自然環境を守ることで、日本の半分程度の魚種しかいないかなり痩せた海の状況を、辛うじてカバーしてる印象です。

日本に比べて釣り人口が少ないことであまり釣り荒れてないのもメリットでしょうね。
釣りや遊びのために設置された桟橋を除けば殆ど釣り人を見かけませんから。



道具は日本のが圧倒的にいい…

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