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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

「従軍慰安婦」=戦時性奴隷制度1 朗報!北星学園大が元朝日新聞記者雇用継続を決める

2014年12月20日 | 「従軍慰安婦」=戦時性奴隷

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1 ネトウヨとリアル右翼の卑劣な人権侵害

「従軍慰安婦」=戦時性奴隷の報道に関わった元朝日新聞記者植村隆氏が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市)が何者かに脅迫される事件が起こり、社会的な問題になっていたのですが、同大は2014年12月17日、来年度も植村氏の雇用を継続すると発表しました。

これは、当たり前といえば当たり前のことなのですが、今回のおよそ民主主義国家なら「当たり前のこと」が実現するには、今の日本では難しく、まさに紆余曲折があり、わたしなどは息を凝らして事態の推移を見守ってきました。

この植村氏は2012年度から北星学園大に非常勤講師として勤務し、留学生向けに日本の文化や芸術を教えたり、新聞を使って世界情勢を解説したりしていました。

ところが、朝日新聞が1991年から掲載した戦時性奴隷の中の吉田誠治氏の証言に、重大な誤りがあったと朝日新聞が謝罪したため、朝日新聞とその記事の作成にあたっていた記者らに対する大攻撃が始まりました。




そのうねりは、日頃から朝日新聞をリベラルだと目の仇にしていたネトウヨや保守系の雑誌ばかりでなく、言論の自由を尊重する義務がある保守系の政党や議員、さらに、朝日新聞の購買読者を奪おうとする読売新聞や産経新聞が一大キャンペーンを張り、日本国中が戦前を彷彿とさせる異様な事態となり、現在まで続いています。

 


 そこで、2014年3月以降、北星学園大には植村氏が朝日新聞記者時代に書いた慰安婦問題をめぐる記事は捏造などとする電話やメールが相次ぎました。
同年5月と7月には植村氏の退職を要求し、応じなければ学生を傷つけるとする脅迫文も届きました。同年10月には、大学に脅迫電話をかけたとして60代の男が威力業務妨害容疑で逮捕されています。




2 追い詰められる北星学園大、支援する市民たち

田村学長は同月末、学生の安全確保のための警備強化で財政負担が増えることや、抗議電話などの対応で教職員が疲弊していることなどを理由に、個人的な考えとして、植村氏との契約を更新しない意向を示したのです。






しかし、その後の学内での議論では学長の方針に反対する意見が相次ぎました。
また、中島岳志・北海道大准教授や、作家の池澤夏樹さんら千人以上が呼びかけ人や賛同者に名を連ねた「負けるな北星!の会」が発足するなど、学外でも大学や植村氏を支援する輪が広がりをみせました。

そして、ついに、北星学園大学の田村信一学長は同年12月17日、記者会見を開き、
「暴力的な脅迫を許さないとする議論が広がり、社会的合意が形成されつつある。これが脅迫という卑劣な行為に対する抑止力になってきている」
と述べ、来年度も植村氏の雇用を継続することを正式に明らかにしたのです!


負けるな!北星の会




この記者会見に臨んだ田村信一学長は
「我々だけが先頭に立って戦い続けるのは限界があるとの認識だったが、行政を含めた様々な社会の支援が出てきたことから雇用継続を決めた」
と述べました。

 また、田村学長は当初の考えとは違った結論になったことについて、
「380人の弁護士が脅迫文が届いた事件について刑事告発したり、文部科学大臣が大学を後押しするような発言をしてくれたりしたことが大きかった」と話しました。

 他方、田村学長は
「支援の輪は大きくなりつつあるが、まだ現場の教職員も不安を抱えている。それでもキリスト教による建学の理念に立ち返って前に進もうと決めた」
と苦しい胸の内を明かし、文科省や道警、弁護士らと連携して大学の安全管理などを一層強化すると話しています。




そもそも、学問や表現の自由は、当然ながら、世間の反発を買うような内容の言動も含めて、その自由を保障される必要があるのです。

もちろん内容面についての言論による批判を受けることがあるのは当然ですが、辞職しろとか、自決しろとか、というような脅迫行為は当然許されず、違法です。

ところで、基本的人権の中でも、今回問題になった表現の自由や学問の自由のような自由権は、国家権力を筆頭に他者から侵害されないことをその本質とします。

ですから、普段は空気のように当たり前に感じており、その有り難みを感じる機会は意外とないものです。




つまり、今回のように、侵害されたり、されそうになった時に初めて自分の人権の重要さに愕然となるものなのです。

そして、この事件の植村隆氏と北星学園大のように、圧倒的な力から人権を侵害された時、基本的人権を再び回復するのは、個人では不可能です。

今回、基本的保障という日本国憲法の原理原則に立って、敢然と人権蹂躙勢力と闘った負けるな!北星の会を中心とする良識と勇気のある国民が多数一致団結して、初めて人権擁護がお題目ではなく、身のあるものになることも、痛感しました。




植村氏は、ネトウヨからも凄まじい攻撃を受けていたのですが、とうとう、その攻撃がいわばリアル右翼にも飛び火して、現実社会で脅迫罪や強要罪に当たる犯罪行為が、これでもかこれでもかという勢いで繰り返されました。

今回の事件は、ネトウヨ、保守系議員、保守系のマスメディアなどがいかに腐っているかも、生々しく見せつけたと言えるでしょう。

ということです。





実際、植村氏らに対する脅迫行為はエスカレートして、尋常ではないレベルになりました。

たとえば、植村氏の高校生の娘さんは顔写真をさらされ、「売国奴の娘」などと書かれています。
また、息子と人違いされた息子の高校時代の同級生も顔写真が掲示され、悪罵を浴びせられています。








目が腐る




大学に残れることになった植村氏は
「これからも学生たちと授業ができることを何よりもうれしく感じています。大学も被害者で、学長はじめ関係の方々は心身ともに疲弊しました。つらい状況を乗り越えて脅迫に屈せず、今回の決断をされたことに心から敬意と感謝を表します」
とのコメントを出したそうです。

植村氏とそのご家族、北星学園大、負けるな!北星の方々など良識と勇気ある市民たちに、心から、おめでとう、そして、ありがとう、と言いたいと思います。




しかし、今回の「従軍慰安婦」誤報問題に端を発した右傾化と人権軽視の風潮は、安倍政権や橋下維新のような極右勢力が政治を牛耳っている間は、残念ながら、まだエスカレートしていくでしょう。

たとえば、北星学園大での成果とは裏腹に、帝塚山学院大(大阪府大阪狭山市)にも2014年9月13日、慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者の人間科学部教授(67)の退職を要求する脅迫文が届いたのですが、元記者は同日付で退職してしまっています。

この事件について、「負けるな北星!の会」の呼びかけ人で、精神科医の香山リカさんは、

「学問の自由」は憲法にもうたわれ、長い歴史を持つ重要な問題です。この間、事件そのものより元記者や朝日新聞社の責任を問い、間接的に脅迫を肯定するかのような議論が、ネットを中心に一部で見られたのは大変残念だった。万一、また学問の自由や大学の自治を侵害する卑劣な行為が起きた場合、大学内部で対処せず、今回のように情報公開し、外部の支援者がスクラムを組んで大学を守る方法が有効ではないか。その意味でよい先例になったと思う。

と話しています。




ネットのウヨクやリアルの右翼は恥知らずですから、信じられないような行動をします。
在特会=在日特権を許さない市民の会に象徴されるように、信じられないくらい下品だったり、暴力的だったり、粘っこかったり、アホだったりします。

ところが、リベラルの人たちは良識があるだけに、とうしても非暴力的ですし、上品です。

だから、香山リカさんがおっしゃるように賢く、またせめて、ネトウヨや右翼より粘っこく闘わねばならないのだな、と感じています。

敵よりも賢く、寛大で、勇気があり、魅力的であれ。
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北星学園大、元朝日新聞記者の講師契約を継続
関根和弘2014年12月18日1時45分 朝日新聞

 慰安婦問題の記事を書いた元朝日新聞記者、植村隆氏(56)が勤める北星学園大(札幌市厚別区)は17日、植村氏との非常勤講師の契約を来年度も継続することを発表した。植村氏はすでに更新を打診され、受け入れる意向だという。
 北星学園大には3月以降、植村氏が朝日新聞記者時代に書いた慰安婦問題をめぐる記事は捏造(ねつぞう)などとする電話やメールが相次いだ。5月と7月には植村氏の退職を要求し、応じなければ学生を傷つけるとする脅迫文も届いた。10月には、大学に脅迫電話をかけたとして60代の男が威力業務妨害容疑で逮捕された。
 この日、記者会見に臨んだ田村信一学長は「我々だけが先頭に立って戦い続けるのは限界があるとの認識だったが、行政を含めた様々な社会の支援が出てきたことから雇用継続を決めた」と述べた。最終的な判断は、会見に同席した大学を運営する学校法人「北星学園」の大山綱夫理事長と話し合って決めたという。
 田村学長は10月末、学生の安全確保のための警備強化で財政負担が増えることや、抗議電話などの対応で教職員が疲弊していることなどを理由に、個人的な考えとして、植村氏との契約を更新しない意向を示していた。しかし、その後の学内での議論では学長の方針に反対する意見が相次いだ。中島岳志・北海道大准教授や、作家の池澤夏樹さんら千人以上が呼びかけ人や賛同者に名を連ねた「負けるな北星!の会」が発足するなど、学外でも大学や植村氏を支援する輪が広がりをみせた。
 田村学長は当初の考えとは違った結論になったことについて、「380人の弁護士が脅迫文が届いた事件について刑事告発したり、文部科学大臣が大学を後押しするような発言をしてくれたりしたことが大きかった」と話した。
 一方で、田村学長は「支援の輪は大きくなりつつあるが、まだ現場の教職員も不安を抱えている。それでもキリスト教による建学の理念に立ち返って前に進もうと決めた」と苦しい胸の内を明かし、文科省や道警、弁護士らと連携して大学の安全管理などを一層強化するとした。
 大山理事長は「脅しに屈すれば良心に反するし、社会の信託を裏切ることになると思った」と述べ、植村氏との契約更新に賛成の立場だったことを明かした。
 植村氏は2012年度から北星学園大に非常勤講師として勤務。留学生向けに日本の文化や芸術を教えたり、新聞を使って世界情勢を解説したりしている。
 契約が継続されることになった植村氏は「これからも学生たちと授業ができることを何よりもうれしく感じています。大学も被害者で、学長はじめ関係の方々は心身ともに疲弊しました。つらい状況を乗り越えて脅迫に屈せず、今回の決断をされたことに心から敬意と感謝を表します」とのコメントを出した。(関根和弘)
     ◇
 《「負けるな北星!の会」の呼びかけ人で精神科医の香山リカさんの話》 「学問の自由」は憲法にもうたわれ、長い歴史を持つ重要な問題です。この間、事件そのものより元記者や朝日新聞社の責任を問い、間接的に脅迫を肯定するかのような議論が、ネットを中心に一部で見られたのは大変残念だった。万一、また学問の自由や大学の自治を侵害する卑劣な行為が起きた場合、大学内部で対処せず、今回のように情報公開し、外部の支援者がスクラムを組んで大学を守る方法が有効ではないか。その意味でよい先例になったと思う。



学者や弁護士ら、脅迫状届いた大学を支援する会
2014年10月7日3時39分 朝日新聞

拡大する北星学園大を支援するために集まった弁護士や大学教授ら=6日午後、東京・永田町
 北星学園大(札幌市)に、非常勤講師を務める元朝日新聞記者を退職させるよう脅迫状が届いた事件を受けて、学者や弁護士、ジャーナリストらが6日、同大を支援する「負けるな北星!の会」を結成した。東京都と札幌市で記者会見を開き、「学問と言論の自由を守るため市民は結束すべきだ」と訴えた。
(メディアタイムズ)慰安婦報道 元記者の家族も攻撃
 この元記者は今春、朝日新聞社を早期退職した植村隆氏(56)。2年前から北星学園大の非常勤講師を務めている。
 呼びかけ人には元共同通信編集主幹の原寿雄さんや精神科医の香山リカさん、北海道大大学院准教授の中島岳志さんらが名を連ねる。野中広務・元自民党幹事長や上田文雄・札幌市長ら約400人が賛同しているという。
 東京での記者会見で、呼びかけ人の一人で弁護士の海渡雄一さんは「言論を暴力で封じ込めるのはテロリズム。テロが放置されないよう市民も結束して『許さない』というメッセージを社会に送るべきだ」。小森陽一・東大院教授は「学問の自由の封じ込めで、憲法違反だ」と主張した。市民文化フォーラム共同代表の内海愛子・恵泉女学園大名誉教授は「外部からの脅迫で大学がいかようにでも動くという先例を作ってはならない」と訴えた。
 小林節・慶応大名誉教授は、ネット上に元記者の長女の写真などがさらされていることに触れ「10代の女の子の顔写真や名前までが公開され、自殺を教唆する書き込みもされている。テロとしか言いようがない」と語気を強めた。
 会は今後、北星学園大を支援するための署名活動や集会を呼びかけていく。
     ◇
 同会は呼びかけ人のメッセージを発表した。
■池澤夏樹さん(作家)
 たくさんの人が一人の人を非難している。その非難に根拠がないとしたら、もっとたくさんの人が立ち上がってその人を守らなければならない。
 ぼくは喜んでその一人になる。
 ぼくたちは言葉を使う。暴力は使わない。
■原寿雄さん(元共同通信主幹)
 植村さんの勤務先である北星学園大学への脅迫に加え、娘さんに対するひどい脅迫めいたバッシングは、単なるヘイトスピーチではなく、明らかな犯罪だ。こういうことが見過ごされるようになったら、日本社会の自由な言論が封じられ、ものが言えなくなる。これは、大学の自治だけの問題ではなく、日本社会の大問題である。
■森村誠一さん(作家)
 戦時報道の問題で、今「朝日」が他のマスメディアのバッシングの的にされています。同業者が同僚の報道内容を餌にして叩(たた)きまくっているのは、「叩けば売れる」からです。次は自分が的にされるかもしれないのに、“武士の情”どころか、売上第一主義で叩きまくっています。
 しかし反対者が「朝日」の元記者と家族・学生に至るまで、暴力的脅迫をあたえるとなると、思想、表現、報道、学問などの自由を弾圧するテロ行為となります。
 日本はいま憲法をめぐって永久不戦と集団的自衛権が争っています。この両派のどちらからでも、反対思想、反対表現者に対するテロリズムが発生すれば、テロ派が民主主義の天敵であることを自ら露悪することになります。植村隆氏に対する暴力的弾圧を、広島、長崎、三百万を越える犠牲を踏まえて得た民主主義の名にかけて、絶対に許すべきではありません。
     ◇
呼びかけ人は以下の通り。
池澤夏樹(作家)
伊藤誠一(弁護士、元日弁連副会長)
内田樹(神戸女学院大名誉教授)
内海愛子(市民文化フォーラム共同代表)
太田原高昭(北海道大名誉教授、元北星学園大助教授)
岡本仁宏(関西学院大教授、ワシントン大客員研究員)
荻野富士夫(小樽商科大教授)
小野有五(北海道大名誉教授、北星学園大教授)
海渡雄一(元日弁連事務総長)
桂敬一(元東京大教授)
加藤多一(絵本作家)
神沼公三郎(北海道大名誉教授)
香山リカ(立教大教授)
姜尚中(聖学院大学長)
神原勝(北海道大名誉教授)
古賀清敬(牧師・北星学園大教授)
後藤乾一(早稲田大名誉教授)
小林節(慶応大名誉教授、弁護士)
小森陽一(東京大大学院教授)
斎藤耕(弁護士)
佐藤博明(静岡大名誉教授・元学長)
新西孝司(元高校教師)
鈴木賢(北海道大教授)
高橋哲哉(東京大大学院教授)
田中宏(一橋大名誉教授)
千葉真(国際基督教大教授)
中島岳志(北海道大准教授)
中野晃一(上智大教授)
西谷修(立教大特任教授)
西谷敏(大阪市立大名誉教授)
原寿雄(ジャーナリスト、元共同通信編集主幹)
秀嶋ゆかり(弁護士)
福地保馬(北海道大名誉教授、医師)
藤田文知(元BPO〈放送倫理・番組向上機構〉)
藤原宏志(元宮崎大学長)
真壁仁(北海道大教授)
松田正久(前愛知教育大学長)
水越伸(東京大教授)
森村誠一(作家)
山口二郎(法政大教授)
結城洋一郎(小樽商科大名誉教授)
渡辺達生(弁護士)
和田春樹(東京大名誉教授)
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「ネット社会で言いたい放題が拡大」 北星学園大「脅迫者」弁護士380人が刑事告発

弁護士ドットコム 11月7日 19時24分配信

「ネット社会で言いたい放題が拡大」 北星学園大「脅迫者」弁護士380人が刑事告発
阪口徳雄弁護士(左)と澤藤統一郎弁護士

慰安婦問題の報道にかかわった元朝日新聞記者が非常勤講師をつとめる北星学園大学(札幌市)に、元記者の解雇を要求する脅迫状が届いた事件をめぐり、全国の弁護士380人が11月7日、刑事告発をおこなった。容疑者を不詳として、札幌地検に威力業務妨害で告発した。

東京や大阪、札幌の弁護士5人が共同代表となり、全国の弁護士に賛同を呼びかけた。当初は100人を集める予定だったが、告発の段階で380人が集まった。

告発状によると、北星学園大学に今年5月と7月、「(元記者を)辞めさせろ。辞めさせなければ、学生を傷めつけてやる」という脅迫状が届いたことについて、大学側が外部の専門家と連携するなどの対応を余儀なくされ、「通常おこなうべき業務の遂行を妨げられた」としている。

●「言論の問題に対する脅迫行為は異様だ」

札幌地検に告発状が提出された後、共同代表の弁護士ら4人が東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。共同代表の阪口徳雄弁護士(大阪弁護士会)は「最近の風潮はちょっとおかしい」と疑問を呈した。

「たしかに朝日新聞の記事には問題があったかもしれないが、本来は言論の問題だと思う。いろんな立場があってしかるべきだが、言論の問題に対して脅迫行為をおこなうという風潮はあまりにも異様だ。世論が少し行き過ぎているのではないか」

さらに、「ネット社会になってから、罵詈雑言(ばりぞうごん)で、言いたい放題、やりたい放題が拡大している。その延長線上に今回のような脅迫行為が発生した」と指摘。今回の告発の目的として、社会への警鐘があることを挙げた。

澤藤統一郎弁護士(東京弁護士会)も「匿名性にかくれて脅迫する卑劣な行為で、『大学の自治』や『学問の自由』、『言論の自由』が損なわれる事態を傍観できなかった」と強調。「卑劣な犯行は、時代の空気が誘発したのではないかという危惧を払拭できない。厳正な捜査を期待したい」と述べた。

弁護士ドットコムニュース編集部


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1 コメント

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Unknown (Y.Kotani)
2014-12-31 06:19:59
北星学園大学の英断について反対するコメントを当方のブログで受け取ったので、返事を書いて記事にしました。
悲しいです。お時間のある時にお読み下さい。

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