特性同士の共存。 | star☆mayのブログ ~2人の自閉症児とうつ病の妻を抱えたパパの奮闘記~

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自閉症と診断された2人の子供。
うつ病と診断された妻。
家族が、家族であるために。
右往左往しながらも、とにかく前を向いて、
一歩づつ、一歩づつ歩んでいます。

お母さんは、テレビやラジオの音が苦手。
色んな音が混ざるのを、特に嫌います。
基本的に、大きい音は苦手。
でも、ウォークマンで自分が聞きたい曲を聴くのは大好き。
カラオケボックスで歌うのも大好き。
お母さんが最も苦手なのは、口笛の音。
私がつい、無意識で口笛を吹いてしまうと、
「やめて!」と言って本気で怒ります。

mayちゃんは、大きな声を出す事で溜まったストレスを発散させます。
お母さんから借りたウォークマンで好きな曲をかけ、大声で歌うのが大好き。
その代わり、場の雰囲気が苦手。
何故かは分からないけど、二階に一人でいるのを嫌がったりします。
本人に理由を聞いても、わからない。
にゃんにゃん、にゃにゃーん。
「自分にも理由は分からないけど、なんとなく嫌」というのが理由らしい(笑)

逆にstarちゃんは、ウォークマンの音が苦手です。
お姉ちゃんが大声で歌うのも、嫌がります。
お母さんと一緒で、基本的に大きい音が苦手。
耐えられない時は、両手で耳を塞いで、やめるように訴えます。
興味のあるテレビなら、何とか平気

三人の「なんとなく嫌」という感覚は、当の本人にしか分かりません。
最初は、何とか理解しようと思った事もありました。
でも、無理でした。

いくら理解しようとしても、本人にしか理解出来ないこともある。
理解する必要はなかったのです。
自分にはない感覚を否定せず、認めてあげる。
ただ、それだけでよかったのです。
三人が抱えている特性同士を、いかに共存させるか。
それが、starmay家が抱えている課題。

お母さんの前では、口笛は禁止。
車でのラジオは使用禁止、音楽は三人の同意がある時のみ、使用可能。

音楽を聴きたくで、mayちゃんがウォークマンのスイッチを入れると、横にいるstarちゃんが嫌がって、喧嘩になる事があります。
そんな時、本来ならmayちゃんが席を外し、二階で曲を聴けばいいのですが・・・
「一人で二階にいるのは、イヤ!」と言って嫌がります。

そこで、mayちゃん用にこの度、ヘッドフォンを購入しました。
mayちゃんが曲を聴きたい時は、このヘッドフォンを装着する。
mayちゃんが歌いたい時は、starちゃんがイヤーマフを装着する。
お母さんが編み物に集中できないときは、お母さんが二階に避難する。

特性同士の共存。
三人の折り合いをつけるのは、なかなか大変です。


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