叱るときにはその理由を必ず説明する。 | star☆mayのブログ ~2人の自閉症児とうつ病の妻を抱えたパパの奮闘記~

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自閉症と診断された2人の子供。
うつ病と診断された妻。
家族が、家族であるために。
右往左往しながらも、とにかく前を向いて、
一歩づつ、一歩づつ歩んでいます。

以前、こんな出来事がありました。

 

炊飯器の釜が開けっ放しで、中のご飯がかぴかぴになっていました。

たて続けだったので、その場で娘を叱りました。

このとき、私はある失敗を犯しました。

叱り方が間違っていたのです。

 

炊飯器の釜が開けっ放しになっている

そう言って注意しました。

すると、娘は釜が開けっ放しになった理由を、必死で説明し始めました。

 

自分は釜の蓋を一度は閉めたはずだ。

何で勝手に開くのか、分からない。

 

ごめんなさい、の一言が出てこない。

娘は必死に理由を説明しようとしていますが、言い訳にしか聞こえませんでした。

 

私は、悪くない。

普通の人は、そうとしか受け取れません。

しかも、説明がだらだら長すぎて、

何が言いたいのか、全くわかりません。

だから余計、言い訳にしか聞こえない感じ。

学校でも、友達によく言われるらしいです。

mayちゃんは何が言いたいのかよくわからない、と。

 

娘は口で説明しながら、自分の頭の中を整理しているのではないか?

そう気付いたとき、全ての行動がつながりました。

何が言いたいのか。

それは、娘自身が分かっていませんでした。

理由も分からず叱れて混乱し、自分の頭の中を自分で必死に整理したのです。

 

結局、何が言いたいの?は禁句。

話を折って結論を求められると、更に混乱します。

 

お母さんと2人で話し合いました。

そして、一つの結論に至りました。

叱るときは、行為を叱るのではなく、

その理由を説明して本人を納得させないとダメだ

ということ。

そうしないと、叱られた理由が分からないから。

 

ドアを開けっ放しだと叱るのでなく、

ドアを開けっ放しにすると中の人が寒いから、出るときはドアが閉まっているか確認しようね。

と、叱る。

 

炊飯器の釜が開けっ放しだと叱るのではなく、

釜を開けっ放しにすると、次に食べる人がご飯が硬くなるから、閉まってるか確認しようね。

と、叱る。

 

 

叱られた理由がわからないから、混乱する。

叱られた理由がわからないから、叱られたことだけが頭に残る。

そして、また同じ失敗を繰り返す。

 

娘が説明をはじめたときは、

自分の考えを整理しているとき。

だから、整理がつくまで口は挟まず、

待ってあげる。

家では、それでいい。

でも、社会に出るとそれは通用しない。

 

行為の説明は世間一般では「いい訳」と呼ぶ。

説明は後からでもいい。

理由がわからなくても、まずは謝る。

その癖をつけさせないと、社会に出ると叱られてばかりの子になってしまう。

 

 

 

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