「マリコ、津慶(つよし)、知代子
どうか仲良くがんばって ママを助けてください
パパは本当に残念だ
きっと助かるまい
原因は分からない
今5分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様たすけて下さい
きのうみんなと食事したのは最后とは
何か機内で爆発したような形で煙が出て降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりたのんだぞ
ママ こんな事になるとは残念だ
さようなら 子供の事をよろしくたのむ
今6時半だ
飛行機はまわりながら急速に降下中だ
本当に今迄は幸せな人生だったと感謝している」
この26分後、ジャンボ機は御巣鷹山に墜落。
1985年8月のことです。
亡くなられた520名の方々のなかに、
急降下する飛行機のなかで家族に最後の言葉を綴った方がいました。
河口博次さんです。
機内はパニックだったはずです。
そんななか墜落するまでのわずかな時間に
走り書きされたふるえる大きな文字は、
小さなメモ帳の数ページにわたるものだったそうです。
発見されたメモ帳に書かれていた言葉が上記です。
河口さんのこの言葉は日野原重明さんがご自分の著書
「続 生き方上手」で紹介しています。
日野原さんはこう語っています。
「突然の最悪の事態に直面して、
なおも家族へのやさしさと『幸せな人生だった』という最大の感謝を示しえた人のあったことに、
私はふるえる驚きを感じました」
「続 生き方上手」日野原重明著(ユーリーグ)より
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