寒さの厳しい日でした。
軍本部から供も連れずにジョージ・ワシントンはやってきた
野営地に近づいた時は誰も総司令官と気付かなかった。。。
それもそのはず、
彼は襟を立て、
身を切るような風から顔を守るため帽子を目深にかぶっていました
そこでは兵士達が丸太で防御壁を作っていた。
伍長は
「さあ、何をしているんだ、もっと力を出すんだ」
「上げろと言ってるだろ」と立って命令を出しているだけです。
丸太はうまく上がりそうになると積んであるてっぺんの手前で滑って落ちてしまいます。
伍長は
「この、たわけども、もっと力を出さんかい!」と叫びました。
兵士達は力を込めて上げようとしますが
また転がり落ちそうになり
ワシントンは見ていられなくて
走っていって全力で押し上げ、
丸太はうまく収まりました。
汗をかいた兵が礼を言おうとしたとき
ワシントンはあの伍長のほうを向いて言いました。
「部下がこの重いものを運ぶのを助けてあげたらどうだね」
「助けたらどうかって?」と伍長は答えました。
「私が伍長だってことがわからないか?」
「そうだな」と言いながら、
ワシントンは厚いコートを脱ぎ捨てて制服をあらわにしました。
「私は単なる総司令官だが」
ジョージ・ワシントン(アメリカ合衆国初代大統領)
もう一つ♪
後に国務長官となるクリスチャン・ハーターが、
マサチューセッツ州の知事だったころのことです。
ある日、午前中は忙しく、
昼食を取る暇もなかったハーターは腹ペコでした。
彼は列に並び、チキンを給仕している女性にお皿を差し出しました。
彼女がチキンを一切れ置いた時
「すいませんがチキンをもう一切れいただけないでしょうか?」と知事。
「ごめんなさい、一人一切れということになっているんです」と女性。
「でも私は腹が減って死にそうなんです」
「ごめんなさい」と女性は繰り返した。
「一人のお客様に一切れだけなんです」
(この人は私を知らないんだ・・・)
ハーター知事は控えめで謙虚な人でしたが
この時はちょっとだけ自分の地位を利用しようと考えました。
「私が誰だかご存知?この州の知事なんですよ」
するとその女性は言います
「私が誰だかご存知?」
「このチキンの責任者なんです。
前に進んで下さい、お客さん」 と・・・
「The best of Bits&Pieces」 より引用
今日も素敵な一日でありますように
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