院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

終戦記念日に寄せて(3)(「茶の間の正義」)

2014-08-20 05:20:17 | 読書
(文芸春秋刊、1967年の復刻版。)

 今日になっても新聞の投書欄は「二度と戦争をやってはいけない」という趣旨の発言でいっぱいです。まったくもっともで、私にはなんの反論もありません。と言うより、誰にも反対できない百点満点の意見です。

 若年のころから故山本夏彦翁のファンだった私は、翁の文章はたぶん全部読んだと思います。その中に上の本があります。題名の「茶の間の正義」と聞いて、なんのことかピンと来た人は、そうとうに勘が鋭い人です。

 「茶の間の正義」だけはでは分からなくても、翁のエッセイの題名「平和なときの平和論」と言われれば、かなりの人が「ああ、そうか」と理解できるでしょう。

 ちなみにこのブログの題名「院長のへんちき論」は、翁の著書「変痴気論」から拝借したものです。


※今日、気にとまった短歌。

  雛壇に同じ顔ぶれ同じ語彙満ち足り顔の論壇誌閉づ  (羽咋)三宅立美

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。