あるきメデス

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調整池の容量以上か 台風9号の記録的短時間大雨(埼玉・所沢)

2016-08-22 23:13:35 | 所沢だより
 2016年8月22日(月)

 リオデジャネイロオリンピックの閉会式の実況をテレビで見ている頃から、台風9号が
関東に接近し、所沢市内でもかなりの雨が正午過ぎまで続きました。

 午前8時40分頃のわが家周辺の雨。


 開会式を終わった後の10時55分頃は、さらに雨脚が強まりました。




 開会式の中継終了後は1時間余りはテレビを消していたのですが、遅い昼食のときに見
ながらと思い再びつけたら、NHK総合TVでは以後ずっと台風情報が続き、所沢周辺の
情報が幾つも報道されました。

 所沢付近に記録的短時間大雨情報が出たのは、初めてのように思います。


 そのうちに、市内中心部を西から東に流れる東川(あずまがわ)が氾濫して、床上浸水
の被害が出たことも。


 わが家は、東川流域から100mほどにありますが、川の上部より5m以上高台なので、
浸水の心配はありません。

 日本気象協会のサイトから、所沢市の昨夜からの気温と雨量のグラフを見ると、11時
~13時に1時間に50ミリ以上の降雨があったことが分かり、1日の降水量も200㎜
を超えました。


 東川には、12年前に完成した大きな調整池があるので、雨がほとんど上がった17時
過ぎに行ってみました。まだ濁流ですが、調整池下流の東川の流れはかなり少なくなって
います。
     
 普段の東川は底部だけ流れている程度なので、これでもかなりの水量です。
        

 東川の洪水防止の切り札として期待していた、上新井調整池に着いたらビックリ!!

 深さは15m以上あり、普段はほとんど水の見えない調整池は満杯でした。調整池は上
流(西)側と下流側(東)の2つに分かれていて、こちらは大きい方の下流側の池の下流
部から見たもの。堰堤(えんてい)側におびただしいゴミがたまっています。

 下の池の北側部
 

 下の調整池の上流側堰堤から見たもの。池の長さは約110m、幅25mくらいありま
す。東川はこの左手(北)を流れています。


 こちらは上の調整池の下流側から、やはり満杯でおびただしいゴミが。上の池は長さ約
75m、幅25mくらいです。




 たっぷりの水に2羽のカモ訪れていました。普段はこのような姿は見られません。


 北側の東川の流れ。この上流部左手に上の調整池への取り入れ部があります。


 取り入れ部は左手、右側が本流で、上の写真のすぐ上流です。




 取り入れ部付近から見た上の調整池。


 折り返して東川と調整池の間を下の調整池まで戻ります。下の池の東川側の中間部は堤
防が低くなっていて、そこからあふれた水が東川に流れた痕跡がありました。


 下の池の下流部に戻ってもう一度眺める調整池。


 雨が上がりかけていて、上流側の遙か向こうに、奥多摩の大岳山周辺の山並みが見えて
きました。


 下流側調整池の北東端にある、この調整池の説明パネル。

 調節容量は64,600㎥となっていますが、今日の降雨量はそれ以上になったようで、
この調整池が出来てから東川の洪水は防止できるものと思っていましたが、甘かったよう
です。これからも集中豪雨や台風時のいっそうの備えが必要になりそうです。




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