葬儀の一日目。

21時過ぎからすごく忙しかったのですが、昼間は弔問客があまりおらず暇でした。

お義父さんの時とは大違い。

 

義妹の旦那とビニ(義妹夫婦の子)は、早々に帰宅。

マグロさんと義兄は受付、子供たちは勝手に遊んでいたため、

義姉と義妹と3人で葬儀場の食べ物をつまみながら、ダラダラとお喋りをしました。

 

家族の集まりなどでちょこちょこ会う機会はありますが、

いつも夫たちや子供たちがいて、3人きりで静かにお喋りできるのは1~2年に1回ぐらいです。

 

同じぐらいの子供を持つママ同士でもあるので、毎回、習い事などの教育関係、

ワーキングママの苦労話、夫婦関係などなど、話はつきません。

 

3人だけだとかなりのぶっちゃけトークです!(`∀´)

 

その中で、今回は夫婦関係のお話を。

 

それぞれの夫婦関係。

長いのでお時間あるときにどうぞ!

 

 

 

 

<義妹編>

 

去年の5月にカフェをたたんで以来、相変わらず無職の義妹の旦那。

 

「もう仕事辞めて一年経ったね」

 

と私が言いましたら、

 

「オンニ!2年だよ!カフェの間も収入はほとんどなかったんだから」 と。

 

義妹の話によると、いまだに職探しをする気配はないそう。

「何してんの?」と聞きましたら、「聞きたい?」と義妹が彼の一日を教えてくれました。

 

「朝起きてビニの登園の支度をして、私がビニをオリニチプに送っている間にオッパはシャワー。

その後、ネットでリサーチ作業。リサーチって仕事じゃないよ?最近では空気清浄機。

どこのメーカーのを買おうか一週間ぐらい悩んでたわ。その後、腰痛の治療。

本当は2週間に1回ぐらいでいい治療なのに、週3日通ってるの。

そうこうしているうちにビニのお迎えの時間になって、ビニにご飯を食べさせたり、シャワーをさせたり。

私が夜帰宅する頃には寝るだけの状態にしてくれているの」

 

 

ふーん。

 

 

確かに仕事の準備をしている気配はなさそうですね。

 

しかしながら、カフェ時代は、義妹が激太りしたり、ストレスから体調不良になったりしていましたが。

彼が完全なる無職になってからは、家事や育児をしてくれるので義妹は負担が減り、元気になりました。

 

もうこのまま義妹が一家を支え、夫は主夫でもいいかなと思っていたそうですが。

二人目を作るのも難しくなりますし、今後の教育費なども考えると段々と不安になった模様。

 

今年に入り義妹は、意を決して夫に伝えたそう。

 

「このままオッパが仕事をしなかったら、私は幸せじゃない」

 

その言葉を聞いた義妹の旦那は、

 

「言ってくれてありがとう。本気で働かなきゃいけないって気になったよ」 って。

 

 

 

え?(((゜д゜;)))

 

 

 

それまでは本気で働く気なかったの!??

 

 

でもま、義妹はその言葉に安心し、それだけで嬉しくなったそう。

 

しかしながら、それから数週間後、

彼のもとに某有名ホテルの人事課からチーム長の待遇でスカウトが来ました。

 

速攻で、断った彼。

 

「働く気になった」と言っていたので、当然受けると思っていた義妹は大ショック!

嘘つかれた!裏切られた!と悲しくなったそうです。

 

彼にとっては、「働く」=「会社に入る」ではない模様。

 

彼のお母さん(義妹にとって姑)も、無職の息子にイライラしており。

そのイライラをなぜか、息子ではなく義妹にぶつけてくるのだそうです。

 

「あの子は何を考えてんのかしらね!一体いつになったら働くの!!いい加減にして欲しいわ!」

 

義妹を責めるわけじゃありませんが、すごい怒鳴りよう。

電話を遠ざけないと耳が痛くなるほどだそうです。

 

義妹は夫を気遣い、いつも彼がいないところで電話に出ていたそうですが。

 

「でも、もう耐えられなくなって、お義母さんにもそういう電話はしないで欲しいって言ったし、

オッパにも、時々お義母さんから心配の電話が来ていることをついに話したよ」 と。

 

色々と一人で我慢してきた義妹ですが、

今年に入ってからは少しずつ自分の感情を出すようにしているそうです。

 

「友達はみんなオッパのことがありえないって言うけど、私はやっぱり大好きなんだよね。

オッパじゃなかったら一生結婚できなかったと思うし、辛い時には、今オッパがそばにいるだけで幸せだということを感じるようにしているの」

 

義妹は、お義父さんのお葬式で再会するまでの数年間、彼と別れていたのですが、当時は本当に辛かったそう。

彼がそばにいてくれたらどんなにいいだろう?と、よく想像していたそうなのです。

 

辛い時には、その時の感情を思い出し、今一緒にいられることに感謝しているんですって。

 

結局、義妹の話は惚気で終わりました。

 

 

 

 

 

<義姉編>

 

普段から問題なさそうな義兄夫婦。

毎朝一緒に出勤し、ちょこちょこ家族旅行まで。

 

義兄が義姉のことが好きなのもよく伝わってくるし、

何も問題はなさそうだと思っていました。

 

がっ!!!

 

義姉はこの一年、なんと、

 

夫婦生活に関するカウンセリングを受けていたそう。

 

何度もブログに書いていますが、義兄は非常に冷たい性格。

マグロさんと正反対です。

 

結婚当初から義姉は、義兄の冷たさは幼少期の愛情不足(特に母親の)が原因であると分析しており、

 

「私が愛情をたっぷりかけて育てなおす!(`∀´)」

 

とよく言っていました。

 

しかしながら、すでに結婚から8~9年。

義姉は疲れたそうです。

 

とにかく義兄は義姉に対して言葉が冷たい。

葬儀の間に、義姉が知り合いの電話番号を聞いたら、携帯から目を離さず

 

「お前、オレが今メールを送っているのが見えないのか」 

 

と静かにつぶやく義兄。

 

ただ、「今メール送ってるからちょっと待って」と言えばいいのに、なぜそんな言い方しかできないのか?

普通に話して欲しいというのが義姉の願いです。

 

ちょうどその話を我々にしている時にも、突然義兄がやってきて、

 

「おい、なんで食べ物をくれないんだ?(왜 먹을 것 안줘!)」

 

と言いながら、私たちがつまんでいた食べ物を持って行ってしまいました。

 

「ね?あの言い方!ただ普通に『なんか食べるものくれ』って言えばいいのに!

突然やってきて『なんで食べものをくれないんだ?』って責めるように言うの!(`ε´)」

 

義姉の表現を借りるなら、「ナイフのような言い方」だそうです。

 

そんな冷たい性格でとげとげしい言い方しかできないのに、なぜ義兄は会社で認められているのか?と聞きましたら。

会社では全く違う人間なのだそう。

 

会社の人に向けてのメールは

 

「了解!よい週末を~~~^^」

 

のように、「~」3つと韓国のメールでよく使われる「^^」は基本なのだそう。

それに引きかえ、義姉に対するメールは。

 

「土曜日仕事が入ったからお前がトルトリの面倒をみろ日曜日は俺が見るからお前は好きにしていい今日仕事が何時に終わるか分からないから先に帰れ」

 

これは日本語で書いた例であり、漢字があるので読めますが。

実際には韓国語です。韓国語は単語の間にスペースがあります。

それが、スペースも「.」もなし。ぎっちりハングルが詰まったメールが送られてくるのだそうです。

 

「私には、スペースを空ける手間も点を打つ手間もかけたくないのよ!」

 

会社と家では別人。

二重人格なのだそう。

 

義兄家族はちょこちょこ家族で旅行をしていて羨ましく思っていましたが。

義姉によると、それも大変だそうで。

 

基本的に義兄は家にいるのが大好きで旅行嫌い。(私みたい)

ですが、トルトリや義姉のためにしぶしぶ付き合うのだそう。

 

そんなんだから、旅行の前日は決まって不機嫌な義兄。

100%だそうです。

 

不機嫌なまま旅行がスタートし、道が込んだら修羅場です。

義兄は道が込むのを非常に嫌い、朝6時に家を出て出勤している人。

 

運転しながらキレまくるので、トルトリが怯え、

自分が何か悪いことでもしたんだろうか?と義姉にこっそり聞いて来るほど。

 

義姉が場を和ませようと、

 

「トルトリ~窓の外を見てごらん。あそこに鳥がいるよ~」

 

と言うと、

 

「オレが子供の時も、道が込んだら、母さんが窓の外を見ろって言ってた!鳥がいるって言ってた!!」

 

と、さらにキレる始末。

 

洗い物を少しでも溜めたり、整理整頓を怠ったりと、お義母さんと似たような行動をすると

それはそれはキレるのだそうです。

 

「すごい母親コンプレックス。愛情不足から憎しみに変わっているのかしら?」

 

と義姉。

幼少期の問題は根強いようです。

 

義姉のカウンセラーには、

 

「夫と一緒に何かしようとか、どこかへ行こうと考えないこと。

あなたはあなたが好きなことをしなさい。あなたの人生を楽しまなきゃ!」

 

と言われたそう。

 

去年から、義姉が義兄とは別に、ちょこちょこ旅行に行くことが多くなっていましたが、

そういうわけだったようです。

 

 

そして、義姉は、

 

「本当はね、二人目が欲しかったのよ」

 

いまだにベビーカーやら赤ちゃん用品は一つも捨てていないそうです。

確かに、洋服以外は全て「貸して」くれ、我が家から義妹のところに行った後も、義姉が大切に保管しているそうです。

 

しかしながら、トルトリを作ったその日以来、夫婦生活もないそう。

この話は、毎回3人だけのおしゃべりで必ず出てくる話題です。

前回は2年ほど前に聞いていたので、

 

 

まだですか!!??

記録が更新されている!!( ̄□ ̄;)!!

 

 

と、義妹と共に驚きました。

 

「そんなんだから、私は仕事に燃えるしかないわけよ」

 

と義姉。

 

ちなみに義姉は、おばちゃん臭たっぷりの私とは違い、スラっとした美人さんです。

 

「トルトリに会わせてくれただけでも感謝しないとね・・・・」

 

とうなだれる義姉。

 

その他、義兄の酒癖の話やら冷たいエピソードの数々。

書ききれないほど色んなことがあります。

 

これまでちょこちょこブログに書いてきましたが、私は義姉ラブ。

社会的活躍、さばさばとした性格。女性として憧れています。

 

今回初めて、

 

将来、義兄夫婦が離婚したらどうしよう?

 

と不安になりました。

 

離婚したら、元夫の弟の嫁なんて、義姉にとっては他人ですからね・・・

 

 

 

 

 

イクラ編>

 

二人の話が一通り終わったところで、義妹が、

 

「次はオンニの番よ~!チィ兄ちゃんの愚痴をぶちまけてちょうだい!」

 

と言ってくれましたが。

 

マグロの愚痴・・・?

 

普段ありすぎて、職場の人や友人達にぶちまけているというのに。

二人の話の後では、

 

何かあったっけ?

 

と思ってしまいました。

 

強いていうなら、マグロの健康!

腹部肥満がひどすぎるうえ、お酒の量も増えてるし、運動一切なし。

病気になるのでは?と心配性の私はおびえているのです。

 

でも、そんな愚痴、二人に比べたら全然ですね。

 

そこにマグロさんがやってきて、

 

イクちゃん~楽しくおしゃべりしているの?

食べる物足りてる?なんか持ってこようか??」

 

とにっこにこ。

 

義兄の

 

「なんで食べ物をくれないんだ?」

 

の後だったので、マグロさんの優しさが身にしみるしみる。

 

色々あるけど、いい旦那だわ~と

久しぶりにマグロさんにきゅん♡としたのでありました。

 

 

どうでもいいけど、葬儀場であーだこーだ三人で話していたら、

「渡る世間は鬼ばかり」の岡倉家の5姉妹が頭に浮かびました。

 

女だけで各家庭の愚痴をぺちゃくちゃ話している感じ。

 

マグロ家の義三姉妹、ドラマになりませんかね?

 

 

 

 

 

 

イクラ役は一体誰が?

↑画像はお借りしました。

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