今日のメニューは…

 

* シチュCD予約状況

* シチュCDの感想

 

 

 

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昨日から始めている新しい時間管理ですが、2日目の今日もつつがなく進行中です。

この適度に緩くて、でもちょっとした縛りがあるってのが、私に合ってるのかも。

 

そんな中、シチュCDの予約を済ませました。

いつものように敬称略でご紹介。

 

クリミナーレR ジェラルド&ファンタズマ(緑川光&日野聡)

幽幻ロマンチカ真骨頂 アラハギ&トネリ(梶裕貴&平川大輔)

Bloody Endings 双子の王子様編(茶介)

Bloody Endings 雪の女王編(深川緑)
ディアラバ・バーサス レイジvsアズサ(小西克幸&岸尾だいすけ)
ディアラバEternal Blood コウ(木村良平)
ディアラバEternal Blood アズサ(岸尾だいすけ)
ディアラバParaselene ユーマ(鈴木達央)
ラビットハント1(河村眞人)
やさしい楽園2(久善大)
HOLD YOUR BREATH2(茶介)
家庭教師 告白(佐和真中)
家庭教師 誘惑(佐和真中)
愛属ブラッドバース(櫻井真人)
 
合計14枚。
 
11月12月と多い月が続きましたからね。
1月は頑張って抑えました。
といっても、14枚もあるわけですが…。
よく考えたら、2日に1回感想というペースですよね。(苦笑)
 
 
 
 
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Duskさんのダウンロード販売のみの作品です。
『個人サークル』ということで…。
なんでもお一人で作られてるんだそうです。
『○○ダウンロード記念』や1週間前からのカウントダウンボイスなど、普通のお仕事をしながらの作業は傍から想像するよりも大変だろうと思います。
本当に『好きだから』やっていけることだと。
 
先日、この『好き』を踏みにじるような出来事があったとツイートがありました。
これは他の制作会社さんにも共通する出来事ですが。
 
違法アップロードですね。
 
削除しても削除しても次々と違法UPされる。
酷いところでは発売日当日にUPされてることもあるようです。
 
これは本当に酷い話。
本当にシチュエーションCDが好きなら、本当に声優の○○さんが好きなら、違法UPには絶対に手を出してはいけません。
これは、UPする方も視聴する方もですよ。
自分がちゃんと購入したCDの代金が、制作に関わっている人を声優さんを支えているんです。
 
違法UPされたものを聞いて、『この作品が好きです』なんて、言う資格もないですからね。
『応援』するっていうことは”どういうことなのか”。
しっかり考えて。
 
 
 
 
ということで、感想に入りましょうか。
 
スタート直後、聞こえてきたのは…凍時の…三楽章さんの激しい息遣い。
聞いている『私』も状況を飲みこめないままのスタートですが、作中の『わたし』も目が覚めたとたんに”この状況”ということで思考がついていってない。
 
凍時の思い込み発言や変態っぷりはより拍車がかかった感じ。
前作の感想は9月30日に書いてます。
 
そして、こんな変態さんでクズな凍時ですが、今回うっかり”うるうる”しちゃいました。
 
『わたし』はそれでも嫌なのかな。
・・・嫌なんだろうな。
『私』はすっかりほだされちゃいましたけど。
 
この辺のことは後半に書くとして…
ざっくりストーリーの流れを見てみると、前作で拉致られたわたしは相変わらずホテルに監禁状態です。
ところが、そんなある日。
凍時が一緒に出かけると言う。
妙にウキウキしている。
…ウキウキし過ぎて、内緒で驚かすつもりだったのに途中で種明かししちゃってますが。
(そんなところも”可愛い”とクスクス笑いが出てしまう私もそうとうイカレテルのかもしれません)
 
この日、向かったのは…わたしの自宅。
車中で、とんでもないことを聞かされます。
 
『結婚の申し込みに行くんだよ』
 
行方不明になっていたわたしは記憶喪失になっていて、偶然『道でぶつかった』凍時に助けてもらい・・・恋に落ちた。
 
『キミは妊娠してることになってるから、話を合わせてね』
 
凍時と出会ったシーンというのは防犯カメラに録画されていて、それを見せられた父は凍時の言うことを全面的に信じてる。
 
「・・・でも、わたし・・・・・そんな覚えない」
 
それもそのはず、このシーンはわたしに似せた女優に演じさせたもの。
 
さらにダメ押しの交換条件を用意していた。
 
『お父さんの会社の借金は全て自分が肩代わりします』
 
 
 
エッチシーンは冒頭のホテルから始まり、移動中の車の中、わたしの家の自室……とあるのですが、公開されたキャストトークで三楽章さんも話してましたが、『ツッコミどころ満載』といった感じの凍時の言葉に思わず声を出して笑ってしまったり。
(喘いだり笑ったり忙しかった)笑
 
そんな中、わたしが質問した、という流れで凍時が自分のことについて語ってくれます。
ここで、ウルっときちゃった。
 
凍時の母は凍時を産んだ時に亡くなりました。
そして、母に執着していた父は…後を追った。
凍時は祖父に育てられた。
いえ、育てられたのとは違いますね。
『教育』されたんですね。
西条家の跡取りとして。
 
大切な娘の忘れ形見。
けれど、裏返せば愛していた娘を”殺した”憎いヤツ。
きっと凍時は成長するに従って、その大切な娘に執着していた”男”に似てきたんでしょう。
凍時は『愛情と憎悪が半々だったのだと思う』と言ってますが…。
私は憎悪の方が大きかったのではないか、と感じます。
 
彼の名前『凍時』。
名付けたのは祖父。
『凍った時』
こんな名前をつけた心理状態を考えると…
祖父は凍時を『可愛い孫』ではなく、『仇』という位置付けだったような気がする。
 
祖父は、凍時が愛情を寄せるものをことごとく排除しました。
可愛がっていた犬は『成績が落ちた』という理由で殴り殺された。
内緒で拾ってきた猫は保健所へ…。
排除されたのは動物だけではなく、凍時が好意を抱いた人、反対に凍時に好意を持った人も排除したと思われる。
 
凍時の周りから『愛』を奪い取る。
 
それが本来は両親がいなくなってしまった凍時に溢れるばかりの愛情を注ぐべき大人であったはずの祖父が行ったこと。
 
前作で凍時が『色のない世界』に生きていたと言ったのは、これ。
自分が好きになってしまったら、祖父によって相手の人生が狂わされてしまう。
絶対的な権力を持った祖父に逆らうことはできない。
逆らったところで、どうにもなるものではない、という諦めの気持ちが大きい。
 
自分の人生は、こんな風に祖父に抑えつけられ、祖父が敷いたレールから外れることなく、終えるのだと思っていた。
 
『今まで何に対しても興味を持ったことがなかった』
前作で凍時が言っていた言葉。
 
これ、『興味を持たない』ということで、自分を守ってたんだね。
自分の『好き』や『大切』を徹底的に壊され心が砕け散らないように。
 
 
けれど、『わたし』に出会った。
 
そんな権力者である祖父に反抗してまで手に入れたいと思った。
 
『わたし』の存在が、凍時を強くする。
 
 
 
『もう諦めて。逃げようとしないで』
 
凍時は狂ってなんかいない。
異常な思い込み発言をしているけれど、あれは本当にそう思っているのではない。
ちゃんと自分のしたことを理解してる。
ちゃんと『彼女』の気持ちも理解してる。
 
ただ・・・どういう風に『愛情』を示せばいいのかが分からなかった。
 
愛情を知らずに育った凍時は、何の見返りもなく愛されることを知らない。
認められずに育った凍時は、自分の価値を見い出せない。
だから、『こんな自分』を愛してくれるわけがないと思っているし、興味を持ってくれるはずもないと思い込んでる。
 
『わたし』が凍時のことを訊いた時の動揺っぷりが、なんか切なかった。
 
 
歪んでいる変態さんだと思っていた凍時の『核』になる部分に触れたら…凍時のことが愛しくてたまらなくなった。(私)
 
『わたし』はどうだろう?
少しは彼に歩み寄ってみようっていう気持ちが生まれたかな。
 
 
ラストでは妊娠したということだし。
こんな不器用な生き方しかできない凍時に『愛』を教えてあげて欲しいな。
 
 
 
 


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