今日のメニューは…
* 練り香水
* シチュCDの感想
≪シチュCD感想の注意事項≫
ネタばれが困る、嫌いという方、こういうのに興味がない方はスキップすることをお勧めします。
――――η―――η――――
集金の最中に…ドン!と縦揺れ。
地震がありました。
震度2程度だったんですが、ピンポンをして待っている最中というタイミング。
家の中での地震っても嫌だけど、外ってのもまた怖いですね。
今、食後のコーヒーを飲みながら書いているのですが…。
まる2日コーヒーを飲んでいなかったことに気がつきました。
こんなことも珍しい。
何を飲んでたんだっけ?と思い返してみると…。
紅茶(アールグレイ)とローズヒップティー。
あとは、甘酒。(笑)
ローズと言えば…。
とうとうkeikoさんプロデュースの香水を使い切りました。
今日から叶姉妹プロデュースのローズの練り香水です。
ローズの香りがふわりと広がってなかなかイイです。
今日は初日ということもあって控えめにしたんだけど…。
もう少し使っても良いかな?
――――η―――η――――
宵の果て
CV:魁皇楽さん
Operetta Treさんから2枚組長編作品です。
これ、実はまだ自分の中で上手く消化できていません。
それというのも、作中にドイツ語が出てくるのですが、内容の情報やヒントは皆無。
しかも、当然のことながらメチャクチャ発音がナチュラルです。
あの文章をスペルも何も分からない状態で耳で聞いた音をカタカナで検索して意味を調べるってのは至難の業。
時間に余裕のある時にしかできない作業です。
ってことで、調べてないのでラストの台詞が何を言ってたのかが分からない。
きっと、ここがクリアにならないと消化できないんじゃないかと…。
ドイツ語は漫画『エロイカより愛を込めて』に出てきた少佐に惚れてから独学で勉強しようとしたこともあったんですけどね。(学生時代)
結局、アルファベットの読みを暗記して、簡単な挨拶程度で挫折しましたが。(苦笑)
それでもドイツ語って意味が分からないながらも、私にとっては一番耳触りが良い言語なんですよね。
『わたし』は20歳の大学生。
15年前に両親が再婚して5歳年上の兄ができました。
とてもカッコいい兄はわたしの自慢。
兄もわたしのことをとても可愛がってくれている。
兄が大学に入った時、ドイツからの帰国子女だという上神正道(うわがみまさみち)さんと親友になった。
彼の祖母がドイツ人ということでクォーターなのだけど、日本人離れした顔立ちをしている。
兄ともども学生時代からモテていたけれど、2人とも特別な彼女がいるということはなかった。
今、2人は同じ会社に勤めている。
ずっと『彼氏いない歴=年齢』と兄にからかわれていたけれど、ようやくわたしにも彼氏ができた。
気恥ずかしくもあり、わたしを溺愛している兄に言い出しにくく…。
3ヶ月ほどが過ぎたある日、彼を家に招いた。
誰もいないはずの時間帯。
自室でキスしているところを帰宅した兄に見られてしまい、お互いに気まずい状態に陥っていた。
酔った兄が正道を伴って帰宅したところから物語はスタートする。
両親は2泊で旅行に出かけている。
兄は兄なりに気まずい雰囲気をどうにかしたくて、正道を巻き込んで…
『今夜は飲み明かそう!』
いつも優しく思慮深い正道は『用事ができたってことにして帰っても良い』と言う。
わたしとしては、今の気まずい状態をなんとかしたいという気持ちがある。
兄と2人きりで…だと、気まずさは解消しにくそう。
それなら、正道さんに一緒にいてもらった方が…。
飲み明かそうと言っていた兄は、早々に酔い潰れてしまった。
兄は一度眠ってしまうとちょっとやそっとのことじゃ目が覚めない。
ソファの1つは兄に占領されてしまったから、正道さんの隣に座る。
正道さんもわたしも、アルコールが顔に出ないタイプです。
私も同じタイプなので、大きく頷きながら聞いてました。(笑)
顔が赤くなるってことがないものだから、飲んでないと思われてどんどん飲まされちゃう。
顔が赤くならないだけで、しっかりアルコールは回ってるんですけどね。
見た目が酔ってるように見えないので、自分で分量やペースをコントロールしながらじゃないと色んな意味で危険です。
飲みながら正道さんと話しているうちに、自分が忘れてしまっていることが話題に上りました。
正道さんがうちに遊びに来るようになった2年後くらいのこと。
わたしは15歳。
失恋した…と正道さんに慰めてもらった。
その時に、「わたしが20歳になっても彼氏ができなかったら正道さんのお嫁さんになる」と言ったんだそうです。
その時の正道さんの返事は…『Ja』(ヤー)。
ドイツ語でYESなんですが、どうやらこれを『嫌』と勘違いしたようです。
そこで、わたしは「冗談だから」と誤魔化した。
これ、『わたし』は全て忘れたことになってますが…。
こんな印象的なことを忘れたりしないですよね。
何十年も前のことならあるかもしれないけど、たかだか5年です。
本当に忘れてしまっているのだとしたら、『わたし』にとって正道さんというのは『好き』の対象外だったってことでしょう。
「冗談だから」と誤魔化したのではなく、本当に冗談だった、と。
『嫌』と聞き間違ったのでもなく、『Ja』と答えが返ってきたことで内心焦って「冗談だ」と言った、と。
全ての始まりはここ。
正道はずっと『わたし』のことが好きだった。
「冗談」と誤魔化されてしまったけれど、心の奥にこの時の会話は深く刻み込まれた。
もうすぐ約束の20歳―――。
そう思っていたところで、彼氏ができたことを知ることになる。
そして、もう一つ…自分の身に起きていることも―――。
樹(兄)に連れられて訪れた時には、まだ自制心が残っていた。
幸せを祈ろうという気持ちがあった。
無防備に接してくる『わたし』に「正道さんは兄と同じだから」と言われるまでは。
甘くて口当たりの良いアルコールを勧める。
『これは甘いけどアルコール度数が高いから気をつけて』
注意を促しつつ、どんどん飲ませる。
さすがに眠くなり始め意識が飛んできている。
『最後に抱き締めさせて』
本当は、自分の腕の中でぎゅっと抱きしめるだけで満足するはずだった。
これで、諦めるはずだった。
『キス、しても…いいよね』
無防備に身体を預けてくる。
欲求を一つ達成させると、次の欲求が生まれてくる。
『胸、触らせて』
触れられて反応を返してくるけれど意識がハッキリ戻っては来ない。
それどころか、『彼氏』と間違えているみたいだ。
それならば…
『そうだよ、タクヤだよ。だからもっと…触らせて』
エッチシーンは、このお酒で意識が混濁としていて、隣のソファには兄の樹が眠っているという状態で1回。
その後、わたしの部屋へ連れていかれて…となるのですが、自室で抱かれている最中に意識が戻ります。
もっとも、意識が戻っても酔っていることには変わりないですから、すぐさま抵抗ができるわけもなく。
おまけに動画まで撮られている。
数日後。
兄から正道さんと連絡が取れないと聞かされます。
様子が変だったから気になっている、と。
『この間、オレが眠ってから何かあったのか?喧嘩でもしたのか?』
思い当たることばかりで気になって仕方ない。
正道さんの家へ向かった。
チャイムを鳴らし…誰も出てこない。
あの日、渡された合鍵を使って中へ入る。
『何しに来たの』
家にあったお酒を全部飲んだという彼。
傷つけられたのはわたしのはずなのに、彼の方がボロボロに傷ついているように見える。
彼の携帯が鳴る。
そういえば、この間の夜も何度も何度も鳴っていたっけ。
出なくていいのかと訊くと…どうせ内容は分かっているから、と言う。
『これはね、病院の院長をしている叔父から入院しろという電話なんだ』
なんの病気かは分からないけれど、余命一年と宣告されたのだと告げられた。
自分は犯されたっていうのに、ビデオまで撮られたっていうのに、そんな相手のことが心配になる。
『本気にした?嘘に決まってるよ』
そう言いながら腕を組む。
ついさっき、兄に教えてもらった。
腕を組むのは『嘘をついている時』のクセ。
じゃあ…死が近づいているというのは真実―――。
あれから3ヶ月。
わたしのお腹には正道さんの子供が宿っている。
シスコンの兄も『正道なら仕方ない、許す』と言ってくれている。
正道さんは、今も入院しないでいる。
あの時の言葉は…嘘なのか、真実なのか。
それでも、彼は日々痩せ細っている。。。。
で、ラストに、冒頭に書いたドイツ語の台詞なんです。
ね、これがポイントになってきそうでしょ。
ブログランキングに参加中
実はドイツ語得意ですって人も
英語なら何とか…って人も
よかったら、ポチっとしてあげてくださいな