小田真嘉です。
 


昨日は、10年で年商100億を突破した経営者の闇について

お伝えしましたが

 
熱いメールやメッセージを頂き、大変に好評でした。
 

そこで、今回もステージを上がっていくヒントとして


『二代目社長が創業者を越える組織がつくれない2つの原因』


という実例を通じて


人生のストッパーになっているひとつの原因をお伝えします。

 

  ~なぜ二代目社長は創業者を越えられないのか?~
 


私がコンサルで、色々な会社のお手伝いをしている中で


意外に多いのが、二代目三代目の経営者からの相談です。
 


多い悩みは


「創業者、お父さん、先代を越えられない…」


という内容です。
 


周りから


「いや~、生まれたときからある会社を継ぐっていいよね。


ゼロから会社を立ち上げなくていいし


既に資金もあるし、人材もいるし、商品もあるし


恵まれているよね」


と言われることも多いのですが…。
 


確かに、めぐまれた部分もあるでしょうが


二代目三代目しか分からない、苦しみや葛藤があるものです。
 


そもそも、多くの会社の寿命が7年も持たないと言われている今。


これから、ますます会社の突然死が増えていきます。
 


そんな中で、会社を事業継承するということは


企業文化を引き継ぎながら


時代の変化に対応するために、多くを変化させなければなりません。
 


ゼロからつくったほうがいいのでは?


と思えるぐらい、事業継承というのは大変なものです。
 


では、何が一番むずかしいのか?
 


解決しなければならない問題は多数ありますが


そこには複雑に絡み合った、人の根源につながるような


2つの課題があります。
 


今回は、事業継承を難しくさせている


2つの課題を、お伝えしていきます。
 

 
~インナーペアレンツが事業継承を難しくさせている~
 


事業継承の大きな壁となっているのが


小さい頃から両親から植えつけられた価値観です。


それを専門用語で


『インナーペアレンツ』と呼ばれています。
 


インナーペアレンツとは


子供のころに受けた、両親の影響です。
 


親の価値観や、親から言動によって


自分の心の中に


人生観(仕事観)、社会イメージ、お金のイメージ、人間関係のパターン…


などがつくられていきます。
 


両親から植えつけられた価値観が


魂(本音)を覆い尽くし


自分の意志で動こうとしても


無意識的(反射的に)に、両親の影響を大きく受けた道を選んでしまいます。
 


そんなインナーペアレンツは、誰もが持っているものです。
 


例えば


「どうせ私が、ガマンすればいいんでしょ!」


と自己犠牲的に生きてしまっている母親に育てられた子供は


自然と


自己犠牲的にガマンする癖がついてしまっている場合が多いです。
 


たとえば実際に、ある父親から相談されたことだと。
 


最近、高校生になる娘が不機嫌になると


自分(父親)を無視するようになっていた。
 


しかし、よくよく考えてみたら


昔から、母親(妻)もそういう行動をとっていた。
 


そんな事例はいくつもあります。
 

子供も知らないうちに、親の影響を受けて


知らず知らずの間に、親の価値観の中で行動をしてしまっている。
 


つまり、人は自分の人生を生きているようで


親の影響の枠の中で生きてしまっている。
 


だから、親の価値観、人生観、仕事観


社会イメージ、お金のイメージ、人間関係のパターン…


を越えない限り、本当の自分の人生ははじまらないのです。
 


・本当に自分がやりたいことができない


・なぜか人(両親)の様子をうかがってしまう


・トラウマが心によぎって、なかなか一歩が踏み出せない


・身近な人ほど、いい関係が築けない
 


それらは、何らかしらの親の影響を受けているかもしれません。
 

そして


本当に自分がやりたいことや、天命・天職に気づけない人は


インナーペアレンツが邪魔をしている場合があります。
 


二代目三代目の経営者は


事業継承と一緒に、そのインナーペアレンツを超えることが突きつけられます。
 


だから


まずは親の影響下から抜け出し


幻想を振り払って、親を越えることが


事業継承を成功させる第一歩です。
 


しかし、(一般の人でさえインナーペアレンツの影響は色濃く残っていますが…)


二代目三代目というのは


両親の影響を強く受けてしまっている場合が多く
 


・事業継承をしようとするとき


・自分の代になってから、社員たちと向き合ったとき


・新しくビジネスをはじめようとするとき


・何かクレームがあったり、問題が勃発したとき
 


などに、インナーペアレンツのスイッチが押されて発動し


本音が出せなくなったり

(直感に従えない)


ついつい周りの顔色をうかがったり

(もしくは何も考えず、ただ流されてしまう)


なかなか本領を発揮しにくくなってしまいます。

 
それでは、いくらチャンスが来ても、活かすことはできません。
 


二代目三代目は


本当の意味で会社を経営するようになるには


インナーペアレンツを越えることが、大きな壁となります。
 


  ~先代についてきた側近やスタッフたち~

 

事業継承の課題の2つ目は


社員やスタッフは


それまでの創業者や先代についてきた方々なので


露骨な言い方をしてしまうと


「私は、創業者や先代についてきたのであって、あなたについてきたのではない」


「せめて、あなたには、創業者や先代と同じであって欲しい」


と意識的、もしくは無意識に思っています(求めています)


だから


創業者や先代と比較して、二代目三代目社長をみてしまうので


「前と違う」


「まだまだ、できていない」


「ぜんぜん頼りない」


「本当に大丈夫?」


などの思いが会社の空気と雰囲気になります。


だから、組織(チーム)が作りにくいのです。
 


さらに追い打ちをかけるように


組織(チーム)を作ろうと思って、いろいろやったとしても


創業者や先代が口を出してきて


「それは違う(ダメ)」


「まだまだ、お前は甘い!」


という感じで


上から否定したりすることは、本当によくある話です。
 


それも当然な話し。


親から見たら、子供はどこまでいっても子供です。
 


先日も、60歳の二代目が、80代の創業者である父親に


「お前は全然分かっていない」


と怒られていました。


子供がどんなに成長しても、親は心配なものです。
 


特に、父親が創業者の場合は、それが強くなります。


創業者は、何でも自分でやって来た人が多いので


二代目三代目を見る目も厳しく


「安心して任せられない」


と、ダメ出ししたり、否定的なことを言いがちです。
 


私は


創業者(先代)と二代目三代目の間に入って


事業継承を進めていくのを何度も経験していますが



二代目三代目が個性や本質を活かして


いい組織(チーム)を作るには


創業者(先代)からの呪縛から解放される(目覚める・抜ける)ことです。
 

 

それは、コツコツ積み重ねて、圧倒的な結果を出して証明することや


正面からぶつかって


創業者(先代)の一方的な期待を裏切ることかもしれませんし


もしくは、語り合って


心のわだかまりを消して、和解をすることかもしれません。
 


理想は、創業者(先代)の父親が認めてくれて(折れてくれて)


社員全体に


「この会社のトップである彼に、すべてを任せているので


全員チカラを合わせて


彼と一緒に新しい会社をつくっていてくれ!」



と宣言をしてくれること。


もしくは、それに似た行動をしてくれることで


本当の意味での事業継承が果たされます。
 

そうしてようやく


二代目三代目中心の組織(チーム)ができあがっていきます。

 

なぜ、二代目三代目が創業者(先代)を越えにくいかといったら


「内的なインナーペアレンツ」と「外的な親の影響が大きい」


その2つです。
 

事業継承は、この2つが他の問題と一緒にやってきますから


ゼロから会社を築き上げるよりも


難易度が高い場合が多いのです。
 


私は、多くの二代目三代目の方とご縁をいただいて、思うことがあります。


それは、そもそも創業者(先代)の父を選んで生まれてきて


二代目三代目としての宿命を背負ったのは、必ず意味があると。
 


苦悩しながらも最終的に、2つの課題を乗り越えたなら


本来自分が持っている個性や本質が発揮されて


信じられないような他力が働き


今までとは違った形や色で会社に生まれ変わり


自分たちらしい組織(チーム)になっていくでしょう。
 


今まで、私が事業継承で関わってきた会社さんは


業績がどんどん落ちていったところから、奇跡的なV字回復を果たしたり


メインの事業内容がガラリと変わって


売り上げが1ケタ変わったところもあります。
 


具体的なインナーペアレンツの乗り越え方


創業者(先代)からの呪縛から解放されるには


また、社員と先代を越えるくらいの信頼関係をどう作ったらいいのか


などは具体的な方法やアプローチは


それぞれの性格、状況、環境、背景、関係性によって、まったく違います。

 

事業継承は、あらゆることが複雑に絡むので


数年かけてお手伝いしてきましたし


今まで、一年講座の中でも深い対話を繰り返しながら


膨大な量をお伝えしてきました。

 

ですので、ここですべて語り尽くすことはできませんし


そもそも、文章では限界があります。


今回は、あくまでステージを上げるヒントとしてお伝えしました。

 


ですが、これは二代目三代目だけでなく


すべての経営者やリーダーにとっても、大事なテーマだと思います。
 


今までお伝えしている通り


時代はますます


「あなたは、どう生きていくのか?」


「あなたは、何を中心して生活していくの?」


「あなたは、何を大事にして働いていくの?」


「あなたは、誰を大切にして生きていくの?」
 


と問われています。
 

特に、経営者やトップは、いろいろな問題が表面化したりして


できるだけ早く答えを出すことを迫られます。
 


そこで、つまずいていたり、先延ばししているほど


会社がどんどん窮地に立たされていきます。

 

経営者は、多くの方の人生に深く関わる立場ですから


リーダーとして、方向性を明確に示していかなければ、


多くの人の人生を巻き込む形になってしまいます。
 


今回のオンライン講座“ザ・シフト”では


すべての経営者やリーダーにとって大事な内容になりますし


さらに言えば、人を育てる立場の方でしたら


ぜひ、知っていただきたい内容です。
 

・そもそも、人が育つとは、何か?


・人を育てるとは、どうすればいいのか?


その本質が見てくるはずです。
 


何万の方々が歩んできた人生の成長段階を体系化し


10年、20年、30年かけて歩んでいくプロセスを


わずかな時間で学び、疑似体験できるものです。
 
  


それを踏まえて、今回は


「もういい加減、やりたい事もできない状況を打破したい!」


「先代から信頼されて、事業をしっかり継承したい」


「自分の意識を会社に反映していきながら、世の中のお役に立っていきたい」


「ひとりひとりが輝くいい組織(チーム)をつくっていきたい」


という前向きなお気持ちがある方は


以下のフォームから、ぜひご登録ください。
 
https://the-shift.odamasayoshi.com/


  7つのストッパーを外し

劇的に仕事と人生を加速させる

 無料オンライン講座“ザ・シフト”
 

その気持ちを裏切ることなく


きっとそれ以上に、お応えできるはずです。

  


第一回目は


12月17日(日)20:00から配信予定で


合計3つの音声をプレゼントします。
 


こちらの音声では


・あらゆる業種で結果を出してきた、紹介マーケティングの極意

・お客さんが次々と仲間になり、自分に協力してくれるようになる方法

・組織(コミュニティ)の中でムーブメントを起こす方法

・短時間で売上を3倍にするヒット商品の生み出し方

・老舗企業から学ぶ「繁栄の原理原則」

・ほとんどの会社でひとが育たなくなっている時代背景

・経費をほとんどかけずに人気店の経営に成功した事例

・未来への希望もなくやる気のカケラもない男が一念発起して天職を見つけた話

・月2回の風俗が人生の喜びだったサラリーマンが2年で、営業成績トップをとれるようになった理由


などを話していこうと思います。
 

(過去の高額セミナー等でもお伝えしていて、

非常に実用性が高いと反響があったものです)
 

ただし、ご質問やご要望が多ければ


内容を変更したり、追加する可能性もあります。
 


2018年は、大きなサイクルでいうと


「飛躍の礎(いしずえ)を築く一年」です。
 

今回の


「 7つのストッパーを外し

劇的に仕事と人生を加速させる

 無料オンライン講座“ザ・シフト” 」


では、通常、半年間講座で伝えているようなことの


エッセンスをギュッと詰め込んでいます。
 


繰り返し聞いてもらえれば


人生も働き方も変わり


事業の成長にも大きくつながっていくでしょう。
 


あなたが、ますます天命と天職に近づいていき


魂が喜ぶような仕事して、 輝く人生を送り

 


その光が


関わるすべての人たちと


世界の果てまで広がることを祈っています。


小田真嘉