朝起きて、窓から射しこむ朝陽を見て 死にたくなりました。
こんな可愛い天使が二人もいるのに・・・
整体院は大繁盛しているのに・・・・
なぜなの??
私は23年前にひどい育児ノイローゼになり
ある日突然、眠れなくなりました。
眠れないと次の日、カラダがだるいんです。
しかし、子育ては待ってくれません。
整体院で毎日30人~40人の患者さんを施術している夫のサポートもあります。
電話、受付、買い物、洗濯、ご飯の仕度。
2歳と生後3か月の娘がいちばん可愛い盛りに
私はとてもとても暗い顔をしていました。
私はそんな自分が情けなくて、家族に申し訳なくて、、、
眠れない私を夫は夜中に毎日施術してくれたり
手をつないで寝てくれました。
そして、
ある日、次女の健診に行った時、産婦人科の看護師さんが
私のその切ない気持ちをただただ聴いてくれました。
苦しい胸のうちを話して、気持ちがとても楽になりました。
あれ? ただお話聴いてくれただけなのに、
特にこうしなさいとか、これがいけないんだよ、なんてことも言われないし
ただ聴いてもらえただけで、その日の夜はぐっすり眠れました。
そしてそのことを夫に話したら
カウンセラーの資格を取ったらどうだ?!って提案してくれました。
そこから大きな決断をして 産業カウンセラーの資格を取るために
週に一度静岡市まで通いました。
約8か月。毎週毎週。
夫は繁盛整体院を土曜日はお休みにして
娘たちを子守りしてくれました。
カウンセリング講座でロールプレイングしていくうちに
私は生き返るように元気になっていきました。
8か月の講座が終わる少し前には、
眠れなかったなんてことが嘘だったように
枕に頭を付けるとすぐにぐっすり眠れていました。
冒頭の写真はカウンセラーの資格を取って、
喜びの中、娘達と桜並木を歩いたときの写真です。
もちろん、レンズを覗いているのは夫です。
それからすぐに私は整体師となり夫と並んで患者さんを診るようになりました。
私がカウンセラーということを知ると
「奥さん先生に施術してもらいたい」と言ってくださる方が増えてきました。
そして今でも忘れません。
二年半も睡眠薬無しでは眠れなかった患者さんが
私のたった一度の施術で その日の夜は薬なしで眠れたのです。
翌朝
「先生~~~~昨日はね、薬飲まないで朝まで眠れたよ!」
って整体院のドアを大きく開けて飛び込んで来たんです。
ホント~~!!!
って二人でうれし泣きしました。
私はただ患者さんの辛い胸の内を傾聴しました。
そして聴きながら施術したんです。ただそれだけ。。。
共感し、同感し、傾聴し、、、、
「受容」「共感」「自己一致」
カウンセラー講座で学んだ私の軸。
死にたいと思ったあの日々は吹き飛びました。
あれから23年。
私は産業カウンセラーの資格を更新し続けています。
23年間の前半は患者さんに寄り添い傾聴し、
後半の14年は整体で独立開業を目指し入校してきた回復整体の研修生に伴走してきました。
苦しみの経験は 今や 喜びの愛おしい想い出となっています。
そして 2021年 5月からは
カウンセラーである私。 整体師である私。 にプラスして さらに誰かの何かの光となるように
新しい寄り添いを始める用意ができました。
またこのブログでも紹介します。
人生に無駄な経験なんてないんですよね。