ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

バーバリー メンズベルト修理

2018-01-22 10:46:53 | ベルト(他ブランド)

バーバリーのベルト修理です。
まだ新しいのですが、このベルトは故障が多いです。
こちらは長野県のお客様から送られてきました。


連結の軸が無くなっています。
テープが貼られていて、ベタベタです。
まずこの残った粘着を取り除かなくてはなりません。
こちらは装着時の下側ですから、抜け落ちたようです。


反対側、こちらが装着時の上側です。
こちらもすでに緩くなっているので、テープで貼られています。
緩いのでこのパーツは使えません。


まずはAベンジンできれいに粘着を掃除します。
バーバリーなのでチェック柄のボロ布で掃除・・・
嘘です。
偶然です。


真鍮の線材を使って修理して行きます。
真鍮とは銅と亜鉛の合金です。


こんな感じで両端のパーツを作ります。


この状態から、頭部分を仕上げていきます。


このままだと、引っ掛かるので丸く削っていきます。


じゃん!
うまっ!


先端をニッケルメッキしました。


こうやって打ち込んで行きます。
抜け落ちないように中には樹脂を詰めます。
金属同士だと、その時は入っていても寒暖の差で熱膨張率が違う異素材の場合、緩んで抜け落ちるのだと私は考えています。
ですので、その差を吸収できる素材が必要なのです。


これですね。
中は通気性が無いので、化学反応で固着する樹脂です。
A剤とB剤を混ぜて練ってあります。


軽く打ち込んで固定します。
あとは固着待ちです。


できました。


違った角度から。


反対側。



続いてまたバーバリーです。
こちらは栃木県のお客様からです。
ベルトの作り直しのご依頼をいただきました。


もとのベルトです。
少々傷みが来ています。


穴で固定せず、バックルの摩擦で固定するタイプですので、ベルト作成の厚さの調整が肝心です。
薄いと滑ってしまします。

修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
修理依頼のお電話での問い合わせは、状態が確認できないので見積もり出来ない場合がほとんどです。
また画像送付の無いまま実物を送って来られたもので修理できないものは、そのまま着払いで返品となります。


留守にする時が多いので、持込の際は事前にだいたいの時間をご連絡お願いします。
当日朝で結構です。
朝は7時過ぎからおります。
土日はお休みです。
よろしくお願いします。


伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
LINE ID:itokinzoku



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フェラガモ バックル ネジ修理 | トップ | カジュアルベルト 修理 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ベルト(他ブランド)」カテゴリの最新記事