indigo YOKOHAMA

横浜を拠点に活動する社会人JAZZ FUNK BAND "indigo YOKOHAMA"のバンドブログです。

今週の一枚 Sharon Jones And The Dap - Kings / Give The People What They Want

2014-06-30 00:59:39 | FUNKY MUSIC
日本チームが負けた途端、どっかに消えちゃいましたね、ワールドカップ。

今週紹介するのはダップトーンの歌姫、シャロン・ジョーンズの新譜。
今年の1月に国内版盤が発売されているが、発売前に癌が発見され治療したのだそうだ。
音源的なデビューが遅かったので意外かも知れないが、この人、チャカ・カーンと同世代のベテラン歌手である。

内容だが、これはもうオールド・ソウルが大好きなリスナーなら太鼓判を押すに違いない。
ダップトーンはオールド感の演出を得意にしているが、特にシャロン・ジョーンズに対しては気合が違う気がする。
楽曲は奇をてらうような所はない正統派と言えるようなオールド・ソウルだが、ブルージィな要素からサイケな要素、はたまたアフロな要素も散りばめられている。
シャロン・ジョーンズの歌声は病魔に冒されていたとは思えないほどのパワフルなもの。
アップテンポからバラードまで情感豊かに表現している。
バッキングのダップ・キングス(ダップトーンの精鋭メンバー)の演奏も良い味を出している。

個人的な好みを挙げておくと、2曲目『Strager To My Happiness』はバックのコーラスとバリトン・サックスに煽られてシャロンがノリに乗ってるご機嫌なナンバー。
3曲目『We Get Along』はまったりとノレる曲。
8曲目『Long Time, Wrong Time』はペカペカなギターがいなたい、ブルージィでグルーヴィなナンバー。
9曲目『People Don't Get What They Deserve』はキレの良いホーンがグイグイと引っ張るナンバーで冒頭からノリノリになってしまう。

国内盤にはボーナス・トラックが2曲収録されている。
いずれも本編中の曲の別ヴァージョンでシャロンが参加していない。
『Give the People What They Want』は『People Don't Get What They Deserve』の別ヴァージョンでMCがメイン。
『Make Time, Take Time』は『Long Time, Wrong Time』のテーマをフルートに置き換えたものだ。



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