私以上に父が疲れているように見えたし風邪も引いてるので、部屋で少し休む？と聞いたら「ここで休んだら寝ておしまい」と言われる
気持ちはとてもよくわかるけど、まだ１６時だし２時間か３時間グッと寝たら少しは元気も出るだろうしと言ってもきかない。最悪寝てしまっても明日は夜の飛行機だし夜景を見ることもできる。何より無理するのは良くない。でも私以上に頑固だから言っても無駄。せめてお茶飲んでからにしようと言ったら、それは受け入れてくれた
今朝は風邪薬飲んだ？と聞いたら「飲めばいいってもんじゃない」とわけのわからないことを言った後「やっぱり飲んでおくか」と言って飲んでました
なんだかねえ・・・これから介護が必要になった時、こういう感じになるのではないかと思い不安になる。
シドニーといえば「ビルズ」、でも父はさほど興味がない。チョコレートなら元気が出るだろうと思い、泊まっていたホテルのすぐ近くにマックスブレナーがありそこに行こうかと思ったら「有名なのか？知らん」と言われ・・・それならと、以前シドニーで立てこもり事件が発生した時に偶然知ったＬｉｎｄｔならどうかと思い聞いてみたら、Ｌｉｎｄｔは過去の旅行でチョコレートを買ったことがあり知っていたからだろう、行ってみたいとのこと。
ただＬｉｎｄｔの場所がよくわからないのでまずホテルのフロントで地図を広げ聞いてみる。「Ｌ」の発音に自信がなく、筆談のために用意しておいたらあっさり通じた
スタッフが２人いて、１人がここよと印をつけてくれた場所をもう１人が違うと訂正
歩いて行けるとのことでホテルを出てからの道順も教えてもらいました。
マーティンプレイス
教えてもらった場所まで来たが見つからない。歩いている人に聞こうと思ったけど忙しそうに歩くビジネスマンしかいないので聞けない。これはまずいと思い、近くにあったオープンバーへ。店員が３人カウンターの中にいて全員何もしていなかったので、ここなら教えてくれると思い聞いてみる。筆談に備え、ボールペンを手に持ちながら・・・するとまた通じた私も捨てたもんじゃないぜ
夫に発音が悪い悪いと言われ続け、もともと自信もなかったのに。
この状況をどうにかしたい、そのためには相手に伝え教えてもらわなければならない、そうなると発音をいつも以上に意識する必要があり、そのようにしたから伝わったんだろう、きっと。経験とあきらめない気持ちは大事だと改めて思う。
そして地図を見せると筆談用に持っていたボールペンで印をつけてくれた。あれ？ホテルでつけてもらった場所と違う
お礼を言って先へ進む。
しかし・・・見つからない。どうしよう～と思っていたら父が「ここにはないからもう１ブロック先へ行ってみるか」と言うので素直に従う。
途中あった戦争にまつわる銅像
オーストラリアも大きな犠牲が出ていたことを、帰国後調べて初めて知りました。学校で勉強した歴史では、ほとんど出てこなかった国だと思う。
そして父の言った通り１ブロック先の角にありました(＝⌒▽⌒＝)
ここかあ～スリーシスターズを見た時と似たような感動
煮詰まった時、助言してくれた父に感謝。あきらめるか、ではなく一緒に探してくれたことが嬉しかった。介護できるか不安なんて思っていた自分がいやになる。
入口で人数を言うとメニューを渡され、好きな席へどうぞとのこと。
英語のメニューをしばし２人で無言で眺める。
注文時、水もくださいと言うと無料で持ってきてくれました。チョコレートの後は水が欲しくなるからねえ。
アイスモカとアイスミルクチョコレートを注文。
この写真がどちらなのか、自分がどちらを飲んだのかも忘れてしまいました。
でもとてつもなく美味しかったことは覚えています
飲んだ瞬間「うんめえ」って言いたくなるぐらい。こんなに上品なチョコレートドリンクに対して失礼な感想かな。
父は「本当にここで事件があったなんてなあ・・・」と言ってました。私もニュースで見た時信じられなかったけど、実際に来たらもっと信じられなくなりました。
ビジネスマンや年配の方が静かに自分の時間を過ごし、皆さん上品なのに気取ったところはない。カフェ自体も過剰なサービスではないけど必要な時はすぐスタッフが来てくれ、とても居心地が良かったです。Ｌｉｎｄｔだから、折り目正しいカフェかな？緊張するかな？と心配していましたが全く違って良かった
会計はテーブルではなく伝票をレジへ持って行き支払いました。その間父は併設ショップでチョコレートを見ていて、元気そうに見えましたがどうもそうではなかったようです
つづく
※アイスモカ・アイスミルクチョコレートともに８．５Ａ$ １杯７４８円
１Ａ$＝８８円で計算
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