毎年、結婚記念日である6月24日は雨の確率がかなり高いんだけど、
昨日は幸運にも天気が良さそうなので前日にいそいそと準備をして。
奥多摩と奥武蔵の境にあり
沢登りも楽しめることで人気の棒ノ折山(棒ノ嶺)に行ってきました。
2017年6月24日(土) 棒ノ折山(東京都・埼玉県/969m)
駅前のファミマで昼食を買い込むと、
東急東横線から飯能駅まで乗り換えなしで行けるFライナーに渋谷で乗り換え。
初めての飯能駅までレッツ・ゴー!
渋谷からピッタシ1時間で飯能駅に着くと、
駅中をブラブラして北口の2番バス乗り場へ行くとちょうどバスが行ったばかり。
3番目に並んで8時55分発を待っている時にふと後ろを見てみると
知らぬ間に長蛇の列で車中では座れない人も多数でした。
飯能駅から40分ほどの「さわらびの湯」バス停で降りると、
少し奥まったところにある「農林産物加工直売所やませみ」へ。
屋根のあるウッドデッキの一角を借りて簡単に腹ごしらえをしたり、
ストレッチを済ませるといざシュッパーツ。(10:01)
舗装路を10分ほど歩いて有間ダムへ。
すでに気温は高いはずなのに、
湖面を渡ってくる風が涼しくて気持ち良く。
ツーリング途中のライダーたちが休憩している姿もあちこちに。
(10:24)有間ダムに沿って舗装路を時計回りに10分ほど歩くと、
3.3km先の棒ノ折山への白谷沢登山口。
ゆっくり行きましょ。
陽射しが遮られているということもあるけど、
森の中は爽やかで気持ちいいんだなぁ。
木漏れ日を浴びながらゆるやかに続く坂道をマッタリ歩きます。
ほどなく出てきたちょっとした岩場も
アクセントとなって楽しいんだけど。
さすがに汗が噴出してきています。
(10:48)歩き始めからすぐ耳にしていたせせらぎが大きくなったと思ったら、
ずっと道の左下に見えてきた白谷沢に出て沢登りのスタート。
一気にヒンヤリとして汗が静まったり。
途中途中に標識があり、安心しながら歩けます。
何より、埼玉県は整備がしっかりしているね、という印象。
このまま沢登りか、と思っていたら
沢の横の岩場を歩かされたりでジラされます(笑)
最近、カミさんも岩場には慣れてきたようで
けっこう好きらしいです。
岩場が多いのでポールはもう少し先まで封印中。
再び沢に出ると、白谷沢を左から右に、右から左に、と
渡りながらグイグイ登っていきます。
ほどなく登山用語で「ゴルジュ」と言われる
切り立った岩壁に挟まれた渓谷が出現。
ちなみに、↓真ん中の男性は2歳くらいの可愛い女の子も背負っています。
数日前の大雨が心配だったけど水量はそれほどでもなく、
滑らないように気をつければ難なく渡ることができます。
にしても自然ってスゲーよ!と感心しながら見上げていたボクを、
このところ山歩きで余裕が出てきたカミさんが写した1枚。
マイナスイオンがたっぷりの沢登り、
とりあえずハンパなく楽しいです。
それほど大きくはないものの、
ちょいちょい出てくる滝の真横を歩くこともできたり。
何より、絶え間ない水の流れる音だけでも癒されます。
苔や浮石で滑らないよう注意しながら沢を渡るカミさん。
見ていると、微妙にヘッピリ腰です(笑)
沢登りの終盤にある岩場の階段。
けっこう急ではあるけど、
鎖も設置されていて滑らないよう慎重に登れば大丈夫。
楽しかった沢登りも終わりに近づき
名残惜しいです。
最後にちょっとした丸木橋。
滑るんで何気にビビりました。
(11:35)沢登りの終点地点で
冷たい沢の水で顔を洗ったりして小休止。
小休止から白谷沢横の木段で森の中に入っていくと、
急に気温が高くなったような気が。
「マムシって蛇のようなもの?」「ていうか、蛇じゃん」
マムシを見たことのない夫婦が
看板を見た時の会話です。
(11:47)ベンチのある場所に出てくると
さっき小休止したばかりだけど行動食を食べようかと15分ほど休憩。
カロリーメイトのあとに食べたベビースターがたまらなく美味い。
休憩を終えて歩き始めてすぐの看板。
おっしゃるとおりです。
分岐となる岩茸石につくと、「登れるのかな」と呟いたカミさんの声を拾い、
「裏から登れますよ」と登ったばかりという男性登山客が教えてくれて。
そんじゃ、と裏に回ると確かに階段のような岩場になっていて
ヒョイヒョイと登ってみました。
てっぺんで「ピークを目指すぞ」ポーズ。
このとき、6・7人の学生さん登山客も現れていて
急に写真待ち渋滞になったり。
カミさんも真似して登ってみたものの、
怖くて立てない、と顔を覗かせたのみ。
そんな岩茸石からまた歩き始めると
根っこなどの急坂で汗が噴出します。
「なんでここが境なんだろ?」と聞かれても答えられなかった
針葉樹と広葉樹の境目をもくもくと登っていきます。
(12:46)めちゃめちゃ登りづらい木段を終えると権次入(ゴンジリ)峠に。
ここまで来ると山頂まではもうすぐ。
それにしても、休みたいと思う頃にベンチのある休憩所があったり、
白谷沢の登山道はすごく歩きやすいです。
山頂まで最後のひとふんばり、と歩き始めると
空が急に近くなってきて。
(13:03)山頂に到着!
もっと霞がかっていると思ったけど
連なる山々がけっこうクッキリと見えて気分爽快。
ただ、どれが何山なのかわからないのが玉に瑕(笑)
都心方面は空気が澄んでいるとスカイツリーなども見えるらしいけど、
これでも十分に絶景で風に吹かれながら見続けたり。
登ってきたゾー!という達成感はこんなところから。
写真では計り知れないけど東屋などもある山頂はかなり広く、
陽射しはあるけど風が爽やかで汗も一気に引きます。
みんな思い思いの場所を見つけてランチタイム中。
ボクらも東屋の横でちょうど日影になる場所を見つけると、
朝ファミマで買ったおにぎりセットで昼食。
周りの人たちのほとんどがバーナー持参で
沸かしたお湯でカップヌードルを食べていたりするのを見て早くバーナー買おうって。
(13:42)お腹もふくれて眠くなってきたのを振り切りながら下山を開始。
山ガールがてっぺんに登っていた岩茸石の裏へ回り込み、
帰りは滝ノ平尾根を河又方面に下りて行きます。
汗を流しながら樹木の中をひたすら下っていると
わずかに開けた場所で小休止。
山頂から1時間ほど下り続けて、
2度目となる車道に出る直前に設置されていたロープ。
なんでここにロープ?と思いながら下りていくと、
車道直前の階段がなくなっていてロープがないと滑って下りられないからで納得。
木の階段と根っこが選べる箇所では
基本的に根っこルートを選択します。
どちらにしても気を抜かないようにしないとだけど。
根っこルートの先にはかなりの段差があったりして、
これはこれで疲れるのに。
下界からバイクの走る音などが聞こえ始めて、
非日常空間から離脱しつつある残念さに疲れ倍増。
(15:46)山頂からほぼ2時間で下山終了。
このあと、バス停のある「農林産物加工直売所やませみ」に行こうとすると、
どの道を行けばいいのか迷って地図を見ながら数分ウロウロ。
立入禁止の看板がある急坂を登って無事に到着。
(16:03)「やませみ」の前にある今回のルートで唯一見かけたトイレで
手や顔を洗ってサッパリすると。
まずは飯能まで戻ろうとなって、
休む間もなくちょうど来たバスに45分ほど揺られて飯能駅へ。
飯能駅から伸びるメインストリートで目に留まった居酒屋に入り、
おつかれやま&結婚記念日のカンパーイ!
これまでの結婚記念日とは違った楽しさの1日を振り返りながら、
1時間半ほど飲んで食べて満足満腹で飯能をあとにしました、とさ。
梅雨の時期ながら天気に恵まれ、
レベル的にもボクらに合っていた棒ノ折山。
新緑の中を沢伝いに歩くことができたり、
山頂からの景色も素晴らしくカミさんはこれまでで1番楽しかった山、とか。
また季節をかえて行こうっと。
(10:01)さわらびバス停・・・(10:24)白谷沢登山口・・・(11:00)ゴルジュ・・・
(12:00)岩茸石・・・(12:46)ゴンジリ峠・・・(13:03)棒ノ折山山頂(13:42)・・・
(15:46)下山
活動距離 : 8.7km
高低差 : 749m
何はともあれ、次だ次!
次、行ってみよー!!! (・ω・)/
Mahalo