南仏旅日記⑦ ニースその1 ニースの海とマセナ博物館 | サロン・ド・吉田荘通信

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匂ひ袋の調製や、お香づくり講座等を行っています。

 

今回の南仏一人旅の宿泊地はニースでした。

まだ6月でしたが、ビーチで思い思いに楽しむ人たちが既にいらっしゃいました。

ハイシーズンには、大勢の人で賑わうのでしょうね。

 

 

プロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)。

イギリス人の遊歩道、という意味になりますが、ニースは、イギリス人に人気の避寒地であり、19世紀初めにイギリス人がこの遊歩道を整備したことに由来するようです。

 

 

プロムナード・デ・ザングレ沿いにあるマセナ博物館(美術館)。

元々は、19世紀末にリヴォリ公爵ヴィクトール・マセナの別荘として建てられたもの。

彼の息子が、ニース市に対して「庭を一般公開し、≪Musée Masséna≫の名の下に、邸宅はニースの歴史がわかる博物館として使うこと」を条件に相続税と同額で譲ったものなのだとか。

この地方の歴史をたどる収蔵品が展示されています。外見も優美ですが、館内の調度品も美しいですよ。

 

 

マセナ博物館の敷地の中に、2016年7月14日にプロムナード・デ・ザングレで起きたテロ事件の犠牲者追悼のための記念碑がありました。

昨年、最終的な記念碑を設立するまでの一時的なものとして作られたようです。

手を合わせ、黙祷を捧げてきました。