親の毒がぬけた、と感じる時。 | 「親を、選べず 障害も 選べず。」 でも、自分の人生は、選べた!

「親を、選べず 障害も 選べず。」 でも、自分の人生は、選べた!

ミックス自身の人生の記録と、分析と、納得と。幸せを得る回復までの軌跡。~機能不全家族、親からの虐待、アダルトチルドレン、発達障害~


子供が随分と大きくなり


反抗期も経験し


意見の相違も沢山出てきた。



主人は、粘り強く子供の言い分を聞いて


持論もしっかりと伝えるタイプ。



私は・・・


両親から一方的に、強制的に親の考えを押し付けられ


自分の意見を一言でも言おうものなら


常識外れの、物を知らない子供のたわごと、と


バカにしたように、より親の意見に染めないと、とばかりに


脅迫的な言葉を発する人たちだったので・・・


子供へは「自分の意見を一例だ、と念を押して伝える」


という癖が、どうしても出てしまう。



お父さんの意見も聞いて、お母さんの意見も


「世の中にある大人の意見のうちの一つだよ」と


つい、自分に超えてはならない線を明確にして


子供を守りたいと思って発言してしまう。



子供は、明るくはつらつと


親と意見が対立しようと


罪悪感も感じず、怒りを抱くこともなく


「それも一つの意見なんだ。」と受け止めて


「でも、自分はこう考えるから、こうしたい!」


という意志を示すようになってくれた。



子供が、自分の意見を恐れずに言うという


その毅然とした姿を見ていると


なぜか泣けてくる。


喜びで嬉しくて、むせび泣きたくなることもある。



私が押し殺した自分の気持ち、意見を


この子は押し殺していない。


私が迫害された、自分のやりたいという意志、気持ちを


この子は、自由を得てのびのびと発言している。



そして、何より、他人の意見を受け入れることもできる。


お父さんの考えもいいな、お母さんみたいな考えもできるんだ、


ちょっとそこは「もらっておく!」と


アイデアと取り入れる、という、柔軟な考え方ができている。



この子はもう、社会に出て大丈夫だと確信した。


私たちと離れて生きて行っても


自分を守る強さも


人とつながれる柔軟さも


感情に左右されない、理性の働く人として


十分にやっていける。



祖父母のような強烈な感情で生きている生き方、


世界中の人、たとえ家族だろうと批判し


家族すら信じず


人を傷つけるような攻撃的な怒りが常にあり


それをすぐさま示してしまう幼さ。



それらとは、全く接点のない子供に育ってくれた。


肩の荷が下りて


夫に感謝して


生きていてよかった、夫と結婚し


子供を産み育てて良かったと


いま、とても、心から思う。