邦画をあまり観ない人でも、
NHKの夜のドラマ、「第二楽章」で、
主人公の一人の娘役をやった子というと、
顔が思い浮かぶかもしれませんね。

来年は、朝の連続テレビ小説出演ということで、
いよいよ頭角を現して来た感があります。


その門脇麦がこのほど、TAMA映画賞で、

最優秀新進女優賞
(本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰)

を受賞しました。


うちでは夜のテレビはほぼ、外人であるだんなに占領されているので、
私はテレビでリアルタイムでは、門脇麦を見ることはほとんどありません。
DVDを借りたりしている状態です。


そのうち、舞台もちゃんと見たいなあ、
と思うにとどまっていました。

つかこうへいの芝居がとても好きだったので、
「ストリッパー物語」に門脇麦が出演したときは、
観に行けなくて、とても残念でした。


彼女は、私の友達の娘さんなので、
小学校低学年ぐらいに、少しだけ彼女を知っていて、
女優としての活躍が始まってからは、お母さんのほうに、

「すごいねー」「頑張ってるね」

と、ときどき言っている、という感じできました。

よく、甲子園とかオリンピックで、勝つかもしれないチーム(人)の地元で、
みんなが集まって飲食しながら待っているのがテレビに出ます。

勝つと、テレビの中継が始まって、

バンジャーイ!

って、皆さん喜んでいます。

私の心境は、テレビを見ながら待っていて、
何かあると喜ぶ、割烹着を着た近所の人、と同じです。


個人情報とか、いろいろありますし、
少しだけ知っていることを、(又聞きが主)
ここで書くのもなんだかねー、です。

でも、これは言ってもいいのかな。

小学校高学年のとき、
親もびっくりな頑張りを見せて、ある難関を突破したこと。

そうやってたどり着いたところから、
女優になるために、ぱっと離陸したこと。

(私たちは、「もったいなーい」と騒ぎました)

一家と、一緒にちょっとだけ、
遊びで音楽をやったことがあるのですが、
そのときに、なんとなく孤高というか、
違う空気感をまとっていたように見えたこと。

今になって勝手に、記憶を差し替えているかもしれませんが、
なんとなく、この子はこの先、どう言う子になるんだろうと
思ったような覚えがあります。

バレエに打ち込んでいて、ぎゅーっとお団子にしていたヘアスタイルを見た、
少数の大人の一人かもしれません。


ところが最近、まつもと市民芸術劇場で上演された、「K.テンペスト」を見てきた私、
これはすごい女優になっていくのかも、と思ったのです。

大竹しのぶを初めて見たときの驚きと似たものをかんじました。

なので、どうせ前から割烹着応援団員、
この際、ときどき門脇麦を観測して行こうと思いつきました。

それで、いつまでも麦ちゃん麦ちゃん言っていたらおかしいので、
(それは、大人なのに、「あたしのお母さん」と言うとおかしいのと同じで)、
友達の子供の・・というのを忘れて、ちゃんと感想を書いていきたいです。

そのため、いきなりの呼び捨てをさせてもらうことにしました。

というわけでかどのり、これから、ちゃん抜きね。


テレビドラマ「美咲ナンバーワン!」のときは、
ストーリーそっちのけ、
娘らと固唾を呑んで、出演場面を待ちました。
たまに「ぼそぼそ・・」と言葉を発する、
ちょっと暗い感じの高校生の役だったと思います。

お化けじゃあるまいし、
「あっ、出た出た!」
「出たよ、早く早く!」
ばっかり言っていて、あんまり覚えていないというお粗末。

「第二楽章」では、いろいろ迷えるお母さんに、
ぽつんと、鋭いことを言う女子高生、という感じであって、
演技以前のと言っては失礼だけど、地が半分?
という感じで、このあともこんなかんじの路線かな、
と、ちょっと思ったりしました。
(それは間違いでした)。

「ブラックプレジデント」では、
いたいたこういう子、と言いたくなる、
同じ場所にいてもどこか異次元にいるような、
不思議な女の子の役を好演していて、
それまでのイメージが変わりました。


容貌的には、美少女ではありますが、
色白ではないし、天使のようなと言われるような、
日本で受けるハーフっぽい感じではありませんよね。


なので、逆に型にはめられることから逃げ切り、
「主人公の敵役」とか、ものすごく癖のある役もできそう
というふうに思っていました。

明日は、映画「シャンティ・デイズ」と、
まつもと市民芸術劇場で上演された、「K.テンペスト」について、
感想を書いてみたいと思います。




























豚肉の柳川ふう、キュウリちくわ
鶏胸肉のたまねぎレモン塩マリネ、
オクラのピーナツ和え
トマトアボカドサラダ、
ソーセージ、
もやしと人参のナムル
ゆで卵