今日は私のねちっこい性格がよく出ている、
くどいブログになっていますので、
そう言うのがお嫌いな方はご注意ください。

では、始めます。

三菱鉛筆提供、スティングコンサート@武道館

に行ったのは、あれは何年前のことでしたか。
ものすごい昔です。
年表に出てくるぐらいです。

本当に素敵でした。

ピアノの上にグラスが置いてあり、
弾き語りを終えたスティングが、

なんちゃらかんちゃら、ははは、
・・・It's port.

「ポートワインです」

と言ったのですが、どう反応していいかわからず、
他の大多数の人たちと一緒に、きょとん。
広い武道館がしーんとしたのを、
昨日のことのように思い出します。

今の観客のように、ちゃんと、歌手に煽られて歌う、
ということを、当時はあまりしなかったように思います。

ベーシストは、大きいヒップに迫力のあった黒人女性でした。
そういえば、バックバンドは全員女性だったような。
あまり覚えていませんが、とにかくよかったです。

スティングがその次に来日したときは、
金欠病でしたので、一人で行くというのも気が引け、
ここが我慢のしどころと、あきらめました。

そのことをあとから知った旦那が、

君なんで行かなかったの。
僕ならば絶対一人で行きますね。

と言いましたので、とても後悔しました。

それで、次にチャンスがあったら、死んでもいくと決めていて、
ぴあからお知らせがあったときは
飛び上がるほど嬉しかったです。

東京で2回。
大阪で一回。

真正のファンならば、全部申し込むのでしょうが、
家庭を持っている今は、ちょっと厳しいです。
選びましょう。
大阪にしました。
近いし、宿の心配は要らないし。

しかも、東京公演は、スティングが出てくる前に、
誰か知らない人が演奏するらしいです。
それが嫌なのでございます。

会いたくて会いたくているところへ、
知らないあんちゃんが(ねえちゃんかもしれないけれど)、
30分とか演奏してくれるのは、迷惑至極。

それ、サム・スミスのときにやられて、いらっとしたのです。
45分やられました。

そのときの日本人女性シンガーが、

「なんだ、サム・スミスを聞きに来たのに、
知らない歌手の歌なんか聞かせて、と思われるでしょうが、
もしかしたら、いい思い出にしていただけるかもしれないし・・」

云々、ということをおっしゃったので、
まさに、その通り思っていた私と長女が、
ちょっぴりむかっと来てしまったのを思い出しました。

知らない日本人シンガーの歌を神戸まで来て聴きたくない、

と、心の狭い、ちっちゃい私は思ったのでした。


まあ、ジャスティン・ビバ雄に超遅刻されて
頭にきたのに比べたらそうでもないけれど、
なんかあのときのコンサート以来、
サムと私の間に、何か1枚の紗幕のような隔たりができてしまった、
というのは本当です。


それはともかく、ぴあの会員である私は、前に、

こんなジャンルのこんな人や団体が、この辺りに来たら、
とにかく教えてください、

というふうにお願いしていたらしく、
どんどん、どんどん、スティングのチケットの買い方について、
いろいろご提案がメールで来るのでした。

メールには、いろいろなことが書いてありまして、
ここをクリックして、そのあと、こっちもクリックして、
と、なんだかだいぶややこしいのです。


「買い損ねることのないように、
日付の範囲や、ジャンルや地域などを指定したり、
また、コンサートの全部の日程を申し込むのか、
それとも1こだけ申し込むのか、決めてください」

というようなことも言って来ます。

ここらでもう、根気のない、短気な私は面倒になって来ます。

昔みたいに、黒い受話器を握りしめて、
座布団に正座して、みんなで手分けして電話かけまくる、
あれのほうが、なんとなく、大変でも落ち着いてできましたね。

ごちゃごちゃやっているうちに、
結局、どのように「自動お申し込み」をしたのか、
わからなくなってきてしまいました。

さて、それから数日の間に、

ポールがまた来ますが、どうしますか行きますか?

ということも、何回も聞いて来るし、
ぼやぼやして買いはぐれてはいけないと思って、
いちいちメールにはフラグをつけましたもので、
本当に大事なフラグ付きのメールを探そうとしたら、
上から下までずらりと、

ぴあ
ぴあ
ぴあ
ぴあ
ぴあ
ぴあ

と、並んでしまいました。


それから1、2日経って、今度は、

大阪公演のチケットですがtamadoあなただけに、
誰よりも早く買わせてあげる
しかも、
前から20列目までであることを保証する、

とメールで言ってきました。

武道館の時は、思えばスティングは米粒大でした。
仕方なく両側の映像を見ていた悲しさがありますので、
これには飛びつきました。

なんでぴあ、こんなにあたしによくしてくれるんだろう

と感動しながらタップしてタップして、
自動抽選に申し込みをしようと思ったら・・・

あっ、ぴあ、汚いわよ?!

そうなんです。

これを申し込むには、もうこれ以上一枚だって持ちたくない、
クレジットカード、ぴあカードというやつを、
申し込まなければならないというのです。

それが、なんでもかんでも無料のこの世の中で、
これは違うのです。

初年度は会費無料だけれど、
2年目からは会費4000円だというのです。

じゃあじゃああれだ、13000円のスティングのチケットのために、
4000円(以上)を支払うことになるのか。

ふーん、そうなんだ。

スティングはこのことを知らないわけでしょう?

そういう売り方をすると知ったら、
清廉の人スティングは必ずや、

そんなことはやめてくれたまえ

と言うと思います。

ね、言うよね、スティング?

しかしもう、スティングに是非会いたい、
という弱みを握られていますから、仕方がない。

とても面倒な、ネットによるクレカ申し込みを、
ため息をつきつき済ませました。

あーあ。

これで当たらなかったらどうなんでしょうか。

暴れちゃいそうです。

クレカって、2年目で会費取られる前にやめてもええの?


さて、そんなことがあったのを忘れた頃、
今日になって、六通ぐらいまた、

ぴあ
ぴあ
ぴあ
ぴあ


と、メールが来ました。

東京公演のチケットを申し込んでおいてあげました、
というお知らせでした。

おそらく、ハイになっていた初期の頃に、
当たらなかったら大変だと思って、
東京公演の方にも、自動申し込みをしておいたのでしょう。
忘れていたけれど。

これで当選すると、取り消しはできないそうです。

大阪の方も、同様の申し込みをしていたらしく、
そちらの方のお知らせも来ています。

これは、要らない場合は早々に取り消しをしないと、
当たったら当たっただけ、買わなければいけないそうです。

今は転売も、できにくい仕組みになっているんですってね。

前から20列目保証の大阪がはずれ、
自動申し込みの方の大阪も外れたとすると、
この東京の申し込みを断るのは、もったいないことです。
でも、何もかも思い通りにいくわけはありません。

そう覚悟を決めて、ためらいながら、予約申し込みをキャンセルしました。

あー疲れた。

どう思われますか、私はスティングに会えるのか。

星に祈りを捧げて今夜も寝ますね。