今年も、みんなが楽しみにしていた郡上おどりが始まりました。

三月より始まっていた円頓寺商店街での練習会は、
ここしばらく実家見舞いをしているため、
3回しか行くチャンスがありませんでした。

なので今年は本当に、おどりの季節到来を楽しみにしていました。

私は運転ができませんので、郡上市八幡までは夫頼りです。
電車の終わるうちに帰って来られるのなら
片道3時間でも一人で行くところですが、
終わる時間が遅いですので、それはできません。

一年目はゆかたも着ないで見ていただけの夫ですが、
今では私以上に好きになりましたので、助かりました。


さて今年の発祥祭も、混雑が苦手な夫の希望で見送り、
いよいよの初出動は昨日、3連休の中日でした。

本当は陽の高いうちに到着し、
あの鰻食べたい、いがわ小径を歩きたい、
あそこで和の小物を見たり、
あそこでアイス食べて・・と、
欲にはきりがありませんでしたが、
この日も出がけにもたもたして、到着は7時半。


おどりの始まるのは午後8時で、
最初の30分は「お囃子クラブ」の皆さんのお囃子で、
8時半から10時半までが、保存会のみなさんです。

保存会のお囃子の「古調かわさき」が始まると、
いつものことですが、一気にワクワクして来ます。

「夫夫、私このごろフラの時間を増やしたし、
家でも練習してるからかなぁ、全然フラフラしないわ」

「そうですか」

「ちょっと上手になった気がするんですけど、どお?」

「さあそれは・・・」



などと、言っていたのですが、
この晩はなんと、「鼻緒ズレ」ができてしまいました。
古い下駄なのに、なぜ。
そういうことがないので、バンドエイドも持っていません。
9時半ごろに、ももも、もうだめー、となり、
両足引きずって、城下町プラザ近くのカフェに崩れこみました。

「夫夫、私のことはいいので、
どうか、見捨てて行ってください。
そして存分におどっていらっしゃい」

「いやいや、先があることですから、無理は禁物。
今日はこれにてリタイアしましょう。
車からiPhoneを取って来ますので、
お互いの踊っているのを撮ろうではありませんか」


ということになり、よろよろとおどりの輪に戻りました。

ところが、やっていたのは大好きな「猫の子」。

痛い痛すぎる、しかし、踊りたい。

結局最後まで踊ってしまい、帰りはもう、
救急搬送されたいぐらい、足が痛くなっていました。
あほです。



今日も、いつも皆勤賞となる皆さんをたくさんお見かけしました。

数人の友人知人に会って、今年も宜しくお願いしますとご挨拶もできました。

おどり好きの皆さんは、帯も浴衣も気合が入っています。
それを拝見するだけでも、本当に楽しいです。
今宵会えなかった皆さんにも、
おいおい会うことができると思うと、気持ちも弾みます。

今年の徹夜踊りは、娘二人とも、友達連れで参加するそうです。

何回行けるかわかりませんが、
地元の皆さん、お囃子の皆さん、おどり好きの皆さん、

今年もどうぞよろしくお願いいたします。