望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

二択

2017-05-07 12:22:59 | 暮らし・花・趣味

昨日、
みんなで近くの焼肉屋さんに行きました。


ご飯を注文しようとして、

 注文書を隅から隅まで見て・・・、


  あれ?

   ない・・・?


普通のご飯がないんです。


いや、あることはあるんだけど、

注文書のご飯の項目にあるのは、
「硬め」と「柔らかめ」の2つだけ。

硬くもなく、柔らかくもない、
普通のご飯がない。

何故なんだ??


「普通」はないんかい、「普通」は!

  ・・・って、誰も言わないのかな?


と思いながら、

文句言うより、早く持ってきてもらいたくて、
「硬め」にマルをつけて渡しました。



でも、それで、

なんかふっと、
1月の芝居を思い出しちゃいました。


お嫁さんが、
硬いご飯がダメなお姑さんのために、

炊飯器を2つ使って、
毎日、硬いご飯と柔らかいご飯を炊いている、
というくだりがあったから。

・・・でも、これって、微妙ですよね。


本当に愛情があって、やっているとは思えない。

でも、うるさく言われるのはイヤだし、
これだけ手間かけてるんだから、文句ないでしょ!
みたいな空気感が漂ってくる。

でも、お嫁さんがそうなったのは、
何かにつけてお姑さんに文句を言われた、
その結果だったりするワケで。

そんなバックヤードが、
この2台の炊飯器という台詞だけで、
すごくリアルに見えてくる・・・。

この前の芝居では、こういう台詞の巧さに、
本当に感心すると同時に、

いろいろと考えるところがありました。


というのも、

私の同世代だと、
最初は嫁として、今は姑として、

現実に、このくらいのバトルを、
繰り広げている人が少なくないんですよね。

  なぜそこまでこじれる?

   というか、こじらす?

と聞きたくなるような。


もちろん、人さまの事情はわからないので、
こっちが口を出せることではありません。


 ただ・・・、


たかがご飯の注文だけで、
なんか気づいちゃったな、って。

みんなで楽しく焼き肉を食べることだけでも、
すごく幸せなことなんだな、って。



この時期に重なったために、
魅力いっぱいの芝居のオファーを、
2本も断って、

納得しつつも、モヤモヤが残っていたけれど、
いやいや、やっぱり、これでいいんだよね。


そんな再確認をしながら、
気がつけばGWも最終日。


さぁぁぁぁぁ、明日から頑張らにゃぁ。

仕事が腐るほどたまってるぞーーーーっ!





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