＊＊＊出演＊＊＊
アリッサ（18歳）
ホア（40歳）
チャン（35歳）
（一言）
今日は私が住むベトナムです。
ベトナムは北隣に中国があり、中国の文化の影響を受けており、食べ物や雑貨なども中国の影響を受けています。
食べ物では中国の料理もありますが、生春巻やフォーなどはベトナムならではの料理です。どちらも米粉から作られたもので、あっさりとしてて低カロリーです。ベトナムの料理はエスニック料理の中でも比較的辛くないので、初心者にもおすすめです。あとはフランスの文化も影響をしています。
学校教育は5年制の小学校、4年制の中学校、3年制の高校、4年制の大学があります。義務教育は小学校と中学校のみ。日本と同じ6～15歳までです。授業はベトナム語で行われているため、日本人などの外国人が現地の学校へ進学（留学）するのは困難で、現地の学校へ通うにはベトナム語をマスターしないといけないです。識字率は90％前後ですが、学区制がないため、評判のいい学校に集中します。北部にある学校では冬季の気温が低い日には学校自体が閉鎖となります。
ベトナムの問題というか、人種が中国と似ています。
顔もアメリカやヨーロッパとのハーフを除き、中国人と似たような風貌です。名前も若干似ています。ただ、中国の場合は受験競争が激しく、小さい頃から英才教育を受けている子どもが多く、精神的に疲れている子どももいます。その点、ベトナムは受験競争があまりないため、のんびりと過ごせます。
ベトナムは1962年に「ベトナム戦争」があり、多くのベトナム国民が被害に遭い、中には亡くなられた方がいました。戦争中に「枯葉剤」をまかれた影響で、生まれてきた子どもの奇形が増えてきました。その中で有名になったのが「ベトちゃん・ドクちゃん」で、1981年にベトナム戦争に散布された枯葉剤の被害で双子のベトちゃん・ドクちゃんが下半身が結合した状態で生まれてきました。このニュースを日本で紹介され、話題となり、日本で大きな支援活動が行われました。1988年に兄のベトさんが意識不明の重体となり、このままでは2人の命が危ないため、ベトナムの病院で分離手術が行われ、ベトナム人の医師をはじめ、日本赤十字社から派遣された日本人医師も加わり、約17時間に及ぶ手術が成功し、ベトさんは左足、弟のドクさんは右足が残されました。ドクさんの左足には日本から義足が届けられ、義足をつけて歩くことができました。残念ながら2007年にベトさんが26歳の若さで亡くなりましたが、ドクさんは兄の分まで生きています。2006年にドクさんはベトナム人女性と結婚し、双子の子どもをもうけ、幸せに暮らしています。また、ドクさんは日本との交流を行っており、2012年に東日本大震災で被災した障害者たちと交流し、2017年に「広島国際大学」の客員教授に就任しました。ベトナムは今は戦争はありませんが、北朝鮮のミサイル投下や中東・シリアを中心とした内戦やテロが多発しているため、いつ平和が侵されるかわかりません。ベトナムをはじめ、世界各国が争いのない社会にしてほしいです！
今日はベトナムについてお送りしました。（アリッサ）
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