どうしてパパはかえってこないの?
祖国を離れ、日本に暮らす4人のミャンマー人一家。ある日、家族のもとに届いた通知が家族の運命を変えていく…。日本とミャンマー、国境を越えて紡ぐ実話をもとにした愛の物語 (映画祭公式HPより)
上映前に舞台挨拶、上映後にQ&Aセッションがありました。
劇場に入る前にスーツ着てスタッフパスみたいの首から下げている小学生くらいの男の子を見て、「社会見学に来た子どもかな?」と思っていたのですが、この映画の主演のカウンくんだったのでした。
映画はまるでドキュメンタリーみたい。ミャンマー人のある一家に密着して撮影された映像みたいでした。
はじめは日本のアパートで親子4人が暮らすシーン。
やがて、母と二人の息子はミャンマーへと帰り、日本に残る父と離れ離れになる。
子供たち(特に兄)はミャンマーでの生活になじめず、ある日荷物をまとめて空港の方向へと歩き出す・・・。
上映前の舞台挨拶。メガネをかけた男性は津田寛治さん。ミャンマー人一家のお父さんの勤務先の親方役です。
左から監督、お母さん、お父さんの間にふたりのこどもたち。
お母さんと子供たちは本当の親子なんですが、お父さん役(アイセさん)は全くの他人。
はじめは「よそのおじさん」を子供たちがお父さんとして懐いてくれるのか、がまず問題だったそうです。
でも本当の親子にしか見えない。
なによりちいさな弟(撮影時3歳くらいだったとか)が「パパがいない」と地団駄踏んで泣きわめくシーンが、とても演技とは思えませんでした。