気質について語りたい。

事をなそうとするとき、
エイヤッの思い切りも大切ですが慎重さはもっと大事です。
僕は“夏休みの宿題ギリギリ派”だったのに、
現在では宗旨替えしたように締切りに対して敏感になりました。
締め切り日がある場合でも、
かなり余裕をもって作業を完了させています。

会社が3月決算のため、
5月中にお役所に対して申告しなければなりません。
IT化とは有り難いもので、マイナンバーカードを使って電子署名すれば、
PCからペーパーレスで手続きができます。
以前は大量の書類と数日にわたって格闘していたものですが、
いまでは数時間で完了するような作業だけで済み、
処理が楽になりました。

それならば週末にやっつけてしまおう、と
必要なデータを揃えて申告しようとしたのですが、できません。
システム利用可能時間外だそうです。
せめて送信以外の作業でもできれば、と試してみたものの、
書式のダウンロードすらままなりませんでした。
IT化とはなんだったのでしょうか。
簡単になったから週末にまわしたのに、
システム自体が“お役所仕事”をイメージさせるものでした。

利用可能時間を確認すると、やはり平日しか使えないようです。
ただ5月最終週である今週末に限っては利用できるみたいでした。
3月決算の会社が多いため、配慮したのでしょうか。
しかしながら今週末といえば月末も月末でありギリギリです。
もっと余裕をもって取り組めるようにしてもらいたい、と憤りを感じました。


生き方がほど遠いくせに、慎重さが過敏な“公務員気質”なのです。