【マッコリの泡にまみれて鰯雲】哲露
韓国のスペシャリスト、八田さんと新大久保で飲んだ。
昨年、ソウルの作家イノウエ氏に誘われて参加した会のご縁だ。
久しぶりに降りた新大久保。
若者で鬼混みだわ。
ヘイトやらなんやらあるが、これはどうしたことか。
やはり流行りのチーズタッカルビのおかげか。
でも、うちらは迷わずポッサムを発注。
サンチュ、ゴマの葉は経験あるが、白菜をのせて食べたのは初めて。
中央の付け合わせ野菜には季節の海鮮ものが入るとのこと。
八田さんには、特別に酢の少ないものを用意してくれる。
このシンプルなツマミに酒がすすむ。
ソウルのお店では、パンチャン(副菜)は当たり前だ。
しかもおかわり自由の気さくさがいいのだ。
日本の焼肉店だと、キムチ、ナムルも別注文。
来日した当時のユンソナが怒ったのはもっともな話。
最近、グリーンティーなるものも有料で出すところもできた。
省みてわが日本。
お新香くらい、サービスでもいいじゃないと思うのは俺だけか。
嬉しいことに発泡マッコリがある。
しかも、三種類と豊富。
ソウルに行った際、作家に勧められてハマった。
現地とは一桁違うが、それは仕方ないところか。
ちなみに、近所のスーパーでは現地の三倍ほどで売られている。
器も本場さながらでいいね。
これで薬缶で出たらもう本物だ。
ヤンニョムチキン(薬味ダレ味のフライドチキン)はどこでも人気メニュー。
この日は、八田さんお勧めということで、美名家特製のヤンニョムホタテを。
写真では判りにくいかと思うが、このホタテ、超巨大なのだ。
わしなんて、一個で十分お腹が満たされた。
この店のママ美名さんが海鮮が好きで出来たメニューだとか。
そして、このジャガイモチヂミが良かった。
千切りでもなく、小さなサイコロ状。
この食感は未体験ゾーンだ。
これ、スナック菓子になったら、きっと売れると思う。
締めはテグタン、コムタン。。。
結局悩んだ末に、冷麺を。
これ、好物なんだよな。
昨年、ソウルで食べた細麺に近い。
それにしても、八田さん。
来店する人々から、一緒に写真を撮ってくれとせがまれるほどの有名人。
気さくなお人柄の八田さんと、まっこと愉快な夕べだった。
先週末、どうにか小説を一編書き上げた。
昨日から分科会の皆さんの作品読みに入っている。
それぞれ個性的な作品ばかり。
小説って面白いなぁ。
これを知らずして、スマホのゲームや動画ばかりなんて、
人生損してまっせ。
まぁ、余計なお世話か。
大会が楽しみで仕方ない。