「24時間365日とめない救急医療」・・・言うは易し行うは難し | 医師事務作業補助者の道

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こんばんは。



『 医師のスケジュール把握の難しさ 』 。

これは、私がずっと悩んでいることです。



当院では、『 24時間 365日 とめない救急医療を目指す 』 といっています。

しかしこれは、容易なことではありません。

勤務医の数が、少ないからです。



医療秘書課では、その日の「救急担当医」を決めて院内掲示板にのせるという業務があるの

ですが、医師がいつの間にか緊急手術や検査に入っていたり、いつの間にか研修会や

大事な会議等に行っていたりで、「救急当番の先生に電話がつながらない!!」という

ことがよくあります。電話対応にあたっている地域医療連携課や事務部では、救急隊からの

電話が医師に繋がらないと、とても焦ります。


当院は医師が少なく、「手があいている先生がいる」ということはまずないです。

救急当番の先生に電話がつながらなければ、もちろん、救急車を受け入れることはできません。



なので、医師のスケジュールをしっかり把握しておきたいのですが、医療秘書課に医師の

情報がこないことも多々あります。

救急当番医を決めるのが大変だから医師の情報が欲しい」 と医師はじめ他部署に

お願いしてきましたが、それでも情報が来ないことが多いです。これはもう、仕方のないことだと

思っています。



救急当番の先生がいないとき、やむを得ず、外来診察中の先生に対応していただくことも

あります。
でもそうすると、外来患者さんの待ち時間がとても長くなってしまうのです。

医師の負担もますます大きくなります。




『 24時間 365日 とめない救急医療を目指す 』  だとか、

『 救急車の受入れ件数を増やす 』 だとか、

現在の医師数では、 言うは易し行うは難し  だと、つくづく思いますね。


「救急受入れ停止時間ゼロ」を維持してはいますが、スケジュール管理を徹底して救急担当医を

確保すること
、そして、 医師の業務負担は、大変なものです。



クマノミ          クマノミ          クマノミ          クマノミ


私は、

情報は待っていても来ない ので、 

情報を取りに行かなければならない 。そう思っています。


そのためには、アンテナを張り巡らせる ことが大事です。院内の掲示物を細かくチェックしたり、

他の人の雑談や会話にも耳を傾けたり。



そうしないと、責任を果たせない。


以前は、医師のスケジュールが把握できていなくてトラブルが起こり医療秘書課にクレームが

きたとき、とても責任を感じるものの、かといって自分でどうしていいかわからず、『私は聞いて

なかったんだから仕方ない・・・』 と思ったりもしていましたが、

それでは患者さんに対して責任を果たせない。そう思うようになりました。




チーム医療の中心は患者さん。

そのことを忘れずに、責任を果たすことを第一に、行動していきたいと思います。




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