クスコ元知事、オデブレヒト社から125万ドルを受け取った容疑で逮捕 | PERU day by day改めKansai day by day

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芋づる式に逮捕者が出てくるオデブレヒト贈収賄事件。大方の期待通り、クスコ州知事を務めたホルヘ・アクリオが逮捕された。

クスコでは今回の逮捕要件の道路工事だけでなく、南部ガスパイプ網建設もオデブレヒト社によるものであり、オデブレヒトによる大規模な贈賄が明らかになって以来、事業がストップしてしまっている。

 

司法当局筋によると、検察の要請で今秋水曜日逮捕されたクスコ州元知事、ホルヘ・アクリオ・ティトが、オデブレヒト社から125万ドルを賄賂として受け取っていた、とラ・レプブリカ紙が報道している。しかしながら、元州知事は300万ドルの賄賂を要求していた。

報道筋によると、3か月の検察の捜査によって裏付けられた証拠が、「クスコ市のエビタミエント通の歩行者と車両の通行性を改善する」事業にブラジルの建設会社が入札するために、アクリオが3百万ドルを要求したことを示しているという。この建設会社は賄賂支払いに同意し、オフショア企業の創設と金を振り込むための銀行口座の開設を頼んだ。

クスコのワンチャク区にある自宅でアクリオは警察に逮捕された。司法当局は511日、検察の申請に応じてアクリオとサラゴサ・アミエルと48時間の予備拘禁を命じた。

支払い:オデブレヒト社は、オフショア企業のクリエンフェルド・サービスからメイニ銀行を通じて125万ドルを支払った。この金額は、20131017日、1126日と2回に分けて行われたが、これはアクリオが州知事停職を司法当局によって宣告されるわずか数週間前のことで、停職になったために残金の支払いも停止された。

オフショア企業の創設と銀行口座の開設は、当時ラ・ポシティバ保険の役員のグスタボ・サラサルによって担当され、彼の家屋も今週水曜日に警察によって捜索を受けた。もう一人の逮捕者、ホセ・フランシスコ・サラゴサはの役割は、クリンフェルド・サービスと、アクリオ・ティトの金銭の動きが正当であると見せかけるオフショア企業であるウィルセル株式会社を結ぶ架空契約を作り上げることであった。

証言:検察の主張は2017-06と名付けられた効果的な協力者による証言に裏付けをい

得ているが、この人物はオデブレヒト社の第三役員で、ホルヘ・バラタもしくは検察の呼び名2017-03に次いで、司法に証言の役割を担っている。当初、ペルー現地企業の社長であったホルヘ・バラタと、ホルヘ・アクリオは20123月にクスコ州庁舎で面会することになっていたが、バラタが出席できなかったために2017-06号と会合を持つことになった。

建設会社の大乗者の前で、当時の知事はクスコで実施することになっていたプロジェクトを披露し、それぞれの事業費用の3パーセントを払うなら、入札に有利にすることを持ちかけた。この企業は申し出に応じず、「道路網1,2,3,における立体交差の道路計画」入札に参加したが、何も得られなかった。

グスタボ・サラサルはレガッタ・クラブの会長をしていたが、サラゴサはその運営委員会の一員であった。両者ともオデブレヒト社と関与していることが明らかになったのちに、水曜日に停職となった。

協定: 両役員は同じ年の9月に再び会合を持ち、州知事はエビタミエント通の計画を提示し、再び事業費用の3%を要求した。オデブレヒト社はこれに応じ、翌年3297975952.84ソーレスもの事業の入札に成功した。リマで行われたある会合で、アクリオは、支払いはウィルセル株式会社に向けて行われるべきで、グスタボ・サラサルがその詳細と口座番号を知らせるようにと、協力者2017-06に命じた

この協力者はサラサルと会って、サラゴサ・アミエルによって斡旋された架空契約書に署名するよう説明し、その調整をするための電話番号とe-メールアドレスを与えた。レバサ・アルカサル&デ・ラス・カサス弁護士事務所のパートナー弁護士は、クリエンフェルド・サービス(オデブレヒト側)とウイルセル(アクリオ側)というオフショア企業同士で行われた契約書に署名して、104日に手渡した。検察によると、元知事は権力の不正行使と資金洗浄の犯罪を犯したとして、司法当局が彼とサラゴサ弁護士の予備拘禁を命じることになった。

 
 

 

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