イイ感じのセルロイド製サイドレバー式白ペンです。クリップや胴軸等に何も記載は無く、諸元その他は全く不明ですが、万年筆自体のクオリティはとても良いです。
白ニブなので1950年辺りのペンだと推測するけど、何も出自に繋がる様な記載はない。
白ペンですが柔な感じでは無くなかなかの剛性です。
ニブの刻印は「WARRANTED PURE IRIDIUM POINTED -(3)- IDEAL PEN」となってます。
ハート穴は縦長小判型なので、Flexに寄与してます。
インクサックが硬化してるので交換です。
胴軸内部に張り付いてる感じだったので、少し除去するのが大変でした。
半生な部分はピンセットで摘まんで取れますが、張り付いて硬化してると刮ぎ落とすのが大変です。
とりあえず、インクサックの除去はは終了し、長さを合わせてインクサックをカットしました。
首軸のインクサックの残骸を除去し、シェラックを塗って固定します。
これで胴軸内に挿入し終了です。
レバーもきちんと起き、生き返りました。
筆記テストは良さげな相手が居なかったので、PILOTのエラボー(ELABOだったw)と書き比べてみました。スペル間違い笑えるwww
イイ感じでFlexしてくれて、しかもニブの剛性は結構あるので、やり過ぎでスリットが開いちゃう感じも無い。白ペンは基本的にFlex製の高い物が多いけど、その中でも安心してFlexを楽しめる感じが良い。
エラボーはデフォルトでのこれくらいのFlex度・・・Youtubeの奴みたいまでには開かない。普通の人はこれくらい開けば多分充分だろう。ニブのコシもあるので、スリットが開きすぎになって書けなくなる事も無い。
40~60年代の万年筆全盛の頃、どれだけの製作所があったか不明だけど、何も諸元が判らない万年筆でこのクオリティは凄い。唯一の諸元に繋がりそうなニブの刻印も、多分OEMでしょうから何処の作ったペンかは不明。しょうも無いペンも多いけど、三大メーカー以外の隠れた名品?も結構あるのだろうな~と思うと、万年筆もカメラのレンズも奥が深い!!!
クリックして向に行って、向こうでもクリックして戻って来てちょ♪(笑)
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