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「焦点」


喜びと悲しみ。

楽しさと苦しさ。

光と闇。

正と悪

物質と心。

男と女。

大人と子供。

そして、生と死。

どんなものにせよ、どうやら相反する2つの事柄の1つだけを取り上げて議論したり考えても無為に終わるだけのようだ。

だが、人はそれらを別個のこととして語りたがり、理由付けも事足りた気になっている。

だから迷いの中から抜け出せない。

どこに問題があり、解決のポイントはどの点なのか?

どちらか一方のみでは2つの軸の交点を絞れない。

この世の在り方を無視して答えなど見つけようがない。

そんな当たり前のことにようやく気付く。